海外では充電器の性能が向上し、EVへの充電時間も短縮されている。いまやガソリンの給油時間に迫る勢いのようだが、日本では急速充電器の普及が海外ほど進んでいない。これはどういうことなのか? 今後は普及していくのだろうか?
※本稿は2026年1月のものです
文:佐藤耕一/写真:テスラ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年2月26日号
電気料金や設備の使い勝手&コストがネックか
海外では150kW以上の超急速充電器はもちろん、350kW以上の充電器もあるというのに、日本で超急速充電器が普及しない理由は?
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そもそも日系BEVのシステム電圧は400V以下のものが多いので、150kW以上のパワーは今のところ非合理的だ。
150kWの出力を400Vのバッテリーに流すには、375Aという大電流が必要になる。これでも相当なものだが、これ以上電流が上がると、充電ケーブルは発熱対策で極太かつ重くなり、使い勝手を大きく損なう。
車両側の電圧が800V級になれば話は別だが、これはインバーターや車載電力系統部品のコストが下がることを待たねばならないだろう。
またピーク電力で電気の基本料金が決まるため、150kW以上の超急速充電器は維持するだけで膨大なコストがかかる。そもそも急速充電器は赤字経営が多いのに、これ以上の負担増は許容できないだろう。
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