スタッドレスだって無敵じゃないよ!! 雪に慣れてない人が陥る「寒波ドライブ」のワナ4選!!!

スタッドレスだって無敵じゃないよ!! 雪に慣れてない人が陥る「寒波ドライブ」のワナ4選!!!

 日本列島は寒波の影響で、しばらく厳しい冷え込みと雪に悩まされそう。そんな時期に増えるのが、雪道での事故や立ち往生といったクルマのトラブルだ。実はその多くが、雪に慣れていないドライバー特有の「思い込み」によって引き起こされている。「スタッドレスタイヤを履いているから大丈夫」「このくらいの雪なら問題ない」。こうした判断が、寒波ドライブでは思わぬ落とし穴になる!

文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=val_webart@Adobestock)

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思い込み① スタッドレス履いてるから万全は幻想!

スタッドレスの進化は著しいが夏タイヤ並みの運動性能を期待しちゃダメ(Keitma@Adobestock)
スタッドレスの進化は著しいが夏タイヤ並みの運動性能を期待しちゃダメ(Keitma@Adobestock)

 最も多く、そして最も危険なのがこの思い込み。近年のスタッドレスタイヤは極めて高性能だが、それでも万能ではない。あくまで「ノーマルタイヤより滑りにくい」だけで、雪や氷の上で乾燥路のように止まれるわけではない。

 特にブレーキ性能は過信されがちで、乾いた路面と同じ感覚で止まろうとすると制動距離は伸びる。発進や直進がスムーズなぶん、「ちゃんと走れている」という安心感が生まれやすく、それがスピード超過や車間距離不足につながるケースも多い。夏タイヤのようには止まれない、曲がれないという現実を理解していないと、スタッドレスは逆にリスクになり得る。

思い込み② 見えているから路面も大丈夫

トンネル出入り口などは吹き込んだ雪が凍結しやすいが目視しにくい(FRANK@Adobestock)
トンネル出入り口などは吹き込んだ雪が凍結しやすいが目視しにくい(FRANK@Adobestock)

 雪道では「見た目」に頼った判断が非常に危険だ。路面が黒く見えても、実際には薄い氷が張ったブラックアイスバーンの可能性がある。特に地熱で温まらない橋の上、トンネルの出口、日陰は要注意ポイントだ。

 雪に慣れていない人ほど、目で見える情報を信じがちで、路面状況の変化を予測できない。結果として急ブレーキや急ハンドルといった“急のつく操作”になりやすく、スリップを招く原因となる。

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思い込み③ この程度の雪なら行けるという判断

雪国の映像などを見慣れると「この程度なら」という油断が生じやすい(tkyszk@Adobestock)
雪国の映像などを見慣れると「この程度なら」という油断が生じやすい(tkyszk@Adobestock)

 うっすら積もった雪や、雪が止んだタイミングほど、実は危険度が高い。除雪が間に合っておらず、踏み固められた雪がアイスバーン化しやすいからだ。

 それでも「大雪じゃない」「ニュースで見るほどじゃない」と判断し、出発してしまう。これは雪国の感覚を想像で当てはめてしまう典型例で、実際には最も事故や立ち往生が起きやすい状況といえる。

思い込み④ 何かあっても助けはすぐ来る

雪が降ればトラブルが増えレッカー業者も多忙に。救助がすぐ来るかは分からない(RAMBAT@Adobestock)
雪が降ればトラブルが増えレッカー業者も多忙に。救助がすぐ来るかは分からない(RAMBAT@Adobestock)

 寒波の日は、助ける側も動けない。ロードサービスやレッカーは依頼が殺到し、除雪車もすぐには来ない。高速道路や幹線道路でさえ、何時間も動けなくなるケースは珍しくない。

「何かあっても何とかなる」という前提での行動は、ガス欠や低体温症、スマートフォンの電池切れといった二次被害を招く。雪の日は“想定外”が重なることを前提に考える必要がある。

次ページは : 寒波ドライブで本当に必要なのは判断力

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