日本列島は寒波の影響で、しばらく厳しい冷え込みと雪に悩まされそう。そんな時期に増えるのが、雪道での事故や立ち往生といったクルマのトラブルだ。実はその多くが、雪に慣れていないドライバー特有の「思い込み」によって引き起こされている。「スタッドレスタイヤを履いているから大丈夫」「このくらいの雪なら問題ない」。こうした判断が、寒波ドライブでは思わぬ落とし穴になる!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=val_webart@Adobestock)
【画像ギャラリー】雪慣れしてない人はこんなワナにハマる!(6枚)画像ギャラリー思い込み① スタッドレス履いてるから万全は幻想!
最も多く、そして最も危険なのがこの思い込み。近年のスタッドレスタイヤは極めて高性能だが、それでも万能ではない。あくまで「ノーマルタイヤより滑りにくい」だけで、雪や氷の上で乾燥路のように止まれるわけではない。
特にブレーキ性能は過信されがちで、乾いた路面と同じ感覚で止まろうとすると制動距離は伸びる。発進や直進がスムーズなぶん、「ちゃんと走れている」という安心感が生まれやすく、それがスピード超過や車間距離不足につながるケースも多い。夏タイヤのようには止まれない、曲がれないという現実を理解していないと、スタッドレスは逆にリスクになり得る。
思い込み② 見えているから路面も大丈夫
雪道では「見た目」に頼った判断が非常に危険だ。路面が黒く見えても、実際には薄い氷が張ったブラックアイスバーンの可能性がある。特に地熱で温まらない橋の上、トンネルの出口、日陰は要注意ポイントだ。
雪に慣れていない人ほど、目で見える情報を信じがちで、路面状況の変化を予測できない。結果として急ブレーキや急ハンドルといった“急のつく操作”になりやすく、スリップを招く原因となる。
【画像ギャラリー】雪慣れしてない人はこんなワナにハマる!(6枚)画像ギャラリー思い込み③ この程度の雪なら行けるという判断
うっすら積もった雪や、雪が止んだタイミングほど、実は危険度が高い。除雪が間に合っておらず、踏み固められた雪がアイスバーン化しやすいからだ。
それでも「大雪じゃない」「ニュースで見るほどじゃない」と判断し、出発してしまう。これは雪国の感覚を想像で当てはめてしまう典型例で、実際には最も事故や立ち往生が起きやすい状況といえる。
思い込み④ 何かあっても助けはすぐ来る
寒波の日は、助ける側も動けない。ロードサービスやレッカーは依頼が殺到し、除雪車もすぐには来ない。高速道路や幹線道路でさえ、何時間も動けなくなるケースは珍しくない。
「何かあっても何とかなる」という前提での行動は、ガス欠や低体温症、スマートフォンの電池切れといった二次被害を招く。雪の日は“想定外”が重なることを前提に考える必要がある。










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