ロッキー、タフトに続け 復活を期待するダイハツの名車&名コンセプト

 昨年(2019年)、コンパクトSUVという形で「ロッキー」の車名を復活させたダイハツは、今年(2020年)、このロッキーに続き軽クロスオーバーの「タフト」の先行予約を開始しており、コンセプトが近い新型車で過去にあった車名の復活を期待させる雰囲気となっている。

 いま、ダイハツは「過去の名車名、名コンセプトを最も復活させたがっているメーカー」といえるだろう。

 当記事では上記2台以外に復活を期待したいダイハツの名車名と、復活する車名に似合ったコンセプトを考えてみた。

文:永田恵一、写真:ダイハツ、スズキ、トヨタ

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ラガー

 ラガーは1984年にタフトの後継車として登場したスパルタンなキャラクターを持つ当時でいうコンパクトクロカン4WDで、1997年まで13年間という長期間に渡って販売された。

 ラガーを復活させるなら、ダイハツがインドネシアで生産し日本ではトヨタがタウンエース&ライトエースとして販売する小型1BOXバンのエンジン縦置きとなるFRベースのパワートレーンを4WDとしたものを使った、ジムニーシエラに近い現代でいう小型クロカンSUVという成り立ちはアリだろう。

 しかし単にジムニーシエラに近いクルマにするというのでは、挑戦車のラガーに勝ち目はない。

ジムニーシエラ

 そこでジムニーシエラのようにヘビーなラダーフレーム構造ではなく、モノコックボディとするなど全体的にジムニーシエラよりはライトな、かつてのパジェロジュニアに近い小型クロカンSUVとしたら需要が見込めそうだ。

 その際にはジムニーシエラより先行して5ドアを設定し、叶うことならラガーを軽自動車化したモデルもあれば、ジムニーに一矢報いることができるかもしれない。

 もしこのコンセプトでラガーが復活しその軽自動車版も造るというなら、軽自動車版の車名はドッグにして、伝説の刑事ドラマである「太陽にほえろ」で1980年代初期の若手刑事トリオのニックネームだったドッグ、ロッキー、ラガー(演じたのはそれぞれ神田正輝氏、木之元亮氏、渡辺徹氏)と結びつけてほしい。

 そこに3台と3人が登場する広告なんぞ展開すれば、太陽に吠えろファンが飛びつくかも?

シャレードデトマソ

シャレードデトマソ

 現在のブーンの前身となるシャレードには2代目モデルにターボエンジン搭載の、最後となった4代目モデルにも1.6リッターNAエンジンを搭載したデトマソというスポーツモデルがあった。

 デトマソをブーンの次期モデルで復活させたら、面白そうではないだろうか。

 具体的な成り立ちとしてはDNGAプラットホームを使う次期ブーンと1リッター3気筒と思われるエンジンは同じでいいから、MTも設定していただき、各部をチューニングしたスポーツモデルにして欲しい。

 すなわち初代ブーンにあったカスタム、初代パッソのレーシーのような存在だ。

 さらにどんどんメジャーになっているガズーレーシングチャレンジラリー参戦のベース車にも認めてもらい、底辺を支える安価なモータースポーツベース車という役割も持たせればブーンの存在感が一気に向上するかもしれない。

リーザ/ソニカ

リーザ

 ダイハツには1980年代から90年にかけて3ドアのリーザ、2006年から2009年まで5ドアのソニカというスペシャリティな軽自動車があった。

 この2台は言ってしまえば成功しなかったら続かなかった訳だが、現在はホンダN-BOXが日本一売れるほど、軽自動車が多様化している時代である。

ソニカ 車内

 そこでリーザかソニカをスペシャリティな内外装+最近絶版になったN-BOXスラッシュのような高級な機能も持つ軽自動車として復活させれば、軽自動車を選ぶダウンサイザーも増えているだけに、若干高くても堅実に売れるというビジネスが成り立つかもしれない。

 N-BOXスラッシュが絶版となった今ならチャンスはありそうだ。

ミラジーノ

ミラジーノ

 ダイハツのラインナップを見ると可愛い系の軽自動車はワーゲンバスを思い出させるムーヴキャンバスだけである。

 そういった軽自動車を求めることもある免許取り立ての女の子にはムーヴキャンバスはちょっと高いのもあり、ミライースのような軽セダンベースの可愛い軽自動車を今こそミラジーノの車名でなるべく安価に復活させせれば、ムーヴキャンバスとの合わせ技で意外な成功が期待できるかも?

ブーンルミナス

 ダイハツにもかつて軽1BOXカーのアトレーを拡大したアトレー7やヒンジドアを使ったコンパクトミニバンのブーンルミナスといったミニバンがあった。

ブーンルミナス

 アトレー7は全体に無理があったこと、ブーンルミナスはヒンジドアという理由で短命に終わったのだが、DNGAプラットホームができた今こそもう一度ミニバンにチャレンジしてもいいのではないだろうか。

 具体的にはロッキーのプラットホームやパワートレーンを使った、スライドドアを持つコンパクトミニバンで全長4m以下が望ましい。

 このサイズでは当然3列目は狭いが、シエンタやフリードも3列目は収納状態がデフォルトというユーザーも多いだけに、小さいミニバンなら「3列目はとりあえず座れるレベル」で基本的にステーションワゴン的に使うというものがあってもいいのではないだろうか。

シエンタ(2019年販売台数11万880台)

 その代わりに3列目シートは簡単収納可能で価格は総額200万円など、まとめればシエンタ&フリードのさらに下となるミニバンとして、トヨタでもブーンルミナスのOEMだったパッソセッテの車名で販売すれば、今後はそこそこ売れないだろうか。

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