1955年の初代誕生から70年。日本の高級車の象徴として進化を重ねてきたクラウンに、記念すべき70周年特別仕様が設定されました。クロスオーバー、スポーツ、セダン、そしてエステートという4モデルそれぞれに設定された「THE 70th」。なかでも、エステートのTHE 70thは、大人のワゴンファンにとって見逃せないモデルとなっています。その内容をご紹介しましょう。
文:吉川賢一/写真:TOYOTA
【画像ギャラリー】大人のワゴンファンにとって見逃せないモデル!! クラウンの特別仕様車 ESTATE RS「THE 70th」とESTATE Z「THE 70th」(16枚)画像ギャラリー「かっこいいクラウン」を求めるなら、これ以上の選択肢はない
クラウン誕生70周年を記念して設定された「THE 70th」。クロスオーバー、スポーツ、セダン、そしてエステートという現行ラインナップすべてに専用の意匠を凝らし設定されたアニバーサリーモデルです。
最大の特徴は、ブラックを基調とした引き締まった外観です。専用のバイトーンカラーをはじめ、足元を引き締めるマットブラック塗装のアルミホイール、深い艶を帯びたモール類などが組み合わされ、その佇まいは精悍そのもの。標準モデルとは明らかに違い、派手さではなく、陰影で存在感を主張しています。
内装も、同様にブラックを軸とした専用コーディネートを採用しており、とくに特別設定色「ブラックラスター」は、単なる黒ではなく、素材ごとに異なる艶と深みを組み合わせた非常に上質な仕立て。しっとりと光を吸い込むようなメッキ加飾や、助手席パネルに刻まれた「70th Anniversary」のロゴ、上質な煌めきのプレミアムシフトノブ、乗車時に足元を照らすプロジェクションカーテシイルミなど、オーナーの所有欲を満たす演出が随所に散りばめられています。スマートキーやマニュアルケースも記念ロゴ入りというこだわりぶりです。
走行メカニズムこそベース車と共通ですが、この「黒」の使い分けが生み出す凄みは、現行クラウンの中でも唯一無二。機能の追加ではなく、世界観の深化で差をつけたクラウンであり、「かっこいいクラウン」を求めるなら、これ以上の選択肢はないといえるほどの完成度だと感じます。
専用バイトーンが伸びやかなボディをさらに強調
なかでもクラウンエステート「THE 70th」は、専用バイトーンによってロングルーフの水平基調が強調され、ワゴンとSUVを融合したエステートならではの伸びやかなプロポーションがさらに強調されています。足元を支える21インチの大径ホイールに施されたマットブラック塗装も効果的で、視覚的に重心を下げ、安定感を一段と高めています。
積載性を重視するモデルでありながら、どこか「走りも忘れていません」と主張してくるあたりが、いかにもクラウンエステートらしいところ。サイドビューにさりげなくアクセントを添えるサイドデカールも設定されています。
内装も、ブラックラスターの重厚な質感が加わることで、クラウンとしての風格がさらに明確になった印象です。PHEVの「RS」、ハイブリッドモデルの「Z」どちらにも設定されていますが、RSグレードをベースとする「RS THE 70th」では、レッドステッチ入りのスポーツシートやアルミペダルが装備され、他のモデル以上に「アクティブな高級感」が強調されています。



















コメント
コメントの使い方