いつからいくら安くなるのか?
政府は、急激な価格上昇を抑えるための緊急対策を打ち出した。それが「石油備蓄の放出」と「ガソリン補助金の復活」である。石油備蓄とは、エネルギー供給の不安定化に備えて政府などが保有している原油や石油製品のストックのこと。日本の石油備蓄は254日分あるそうだが、3月16日から備蓄を放出し、今回民間備蓄15日分、国家備蓄1カ月分、約8000バレルを放出するという。
さらに政府は、2025年まで実施していた燃料油価格の補助制度、いわゆるガソリン補助金も再開する方針を決めた。これは石油元売り会社に補助金を支給することで卸売価格を抑え、最終的に全国小売平均価格を約170円に抑制するとしている。つまり、備蓄放出で供給面を安定させつつ、補助金で価格を直接抑えるという「ダブル対策」だ。もし補助がなければ、原油高と円安の影響で200円台に突入する可能性が指摘されていた。
では、実際にガソリン価格はいつから下がるのだろうか。今回の補助金は、3月19日出荷分の燃料から支給される予定となっている。ただし、高く買ったガソリンが入れ替わるには2週間近くかかるため、早ければ3月下旬から4月初旬にかけて、落ち着いてきて減少に転じ、全国平均価格が1L、170円程度になると思われる。具体的には3月25日(水)に卸売り価格の見直しがあり、その翌日の26日(木)~4月5日にかけてになるだろう。
これまで原油価格が急落しても販売価格が急落することはなかったので、備蓄放出やガソリン補助金の効果が迅速に現れるようにするためには、このようなガソリン価格の決定の仕組みを変えていく必要があるのではないか。
ガソリンが安い、高い都道府県ランキング
最後に3月16日現在のレギュラーガソリンの価格が安い、高い都道府県ランキングを紹介したい(ガソリン価格のデータはガソリン価格比較サイトgogo.gsから引用)。
レギュラーガソリンの3月16日現在の全国平均価格は前週より26.5円アップの183.9円、ハイオクガソリンは前週より26.1円アップの194.6円となった。
全国のレギュラーガソリンの最安値は161円、最高値は238円。東京都は175円、最高値は238円となっている。
都道府県別のレギュラーガソリンの平均価格が高いのは島根県が194.6円がワースト1位、安いのは青森県が1位、171.8円。首都圏のレギュラーガソリン平均価格を見ると、東京都が183.5円(20位)、神奈川県が184.6円(29位)、千葉県が180.9円(13位)、埼玉県が179.1円(5位)で埼玉県の安さが目立つ。
安い価格のガソリンスタンドを予めガソリン価格比較サイトgogo.gsで検索してから給油しにいくといいだろう。
■レギュラーガソリン全国平均価格ワースト10
1位:島根県195.8円(+32.8円)
2位:福島県192.9円(+30.9円)
3位:山形県191.2円(+28.1円)
4位:長野県190.6円(+24.4円)
5位:福井県190.6円(+28.8円)
6位:鳥取県188.8円(+26.3円)
7位:和歌山県188.7円(+34.1円)
8位:石川県188.3円(+29.9円)
9位:愛媛県187.4円(+26.9円)
10位:岩手県187.2円(+29.7円)
※カッコ内は前週比
■レギュラーガソリン全国平均価格TOP10
1位:青森県176.4円(+22.8円)
2位:奈良県178.0円(+24.4円)
3位:山梨県178.8円(+20.1円)
4位:福岡県178.9円(+25.0円)
5位:埼玉県179.1円(+25.5円)
6位:宮崎県179.4円(+19.5円)
7位:鹿児島県179.6円(+21.5円)
8位:徳島県179.8円(+25.1円)
9位:岐阜県180.0円(+22.6円)
10位:高知県180.3円(+22.7円)
※カッコ内は前週比





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