古いクルマの中古相場を見ていると、「ここまで高いの?」と目を疑う1台に出くわすことがある。三菱 RVRも、まさにそんな存在だ。もともとはRVブームの空気をまとった個性派だったが、その中には今あらためて見ても強烈な仕様が潜んでいた。なぜ30年以上を経た今になって値が張るのか、その理由をたどってみたい。
文:小鮒 康一/画像:三菱、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】どっちがシャリオ!? 激速ミニバン&RV兄弟のインパネを比較してみた!! ランエボの心臓搭載で90年代三菱爆裂なRVR!(10枚)画像ギャラリーあのシャリオを短くしたトールワゴンがあった!?
三菱のRVテイスト車両として3世代に渡ってラインナップされていたRVR。2代目までは3列シートミニバンであるシャリオ/シャリオグランディスのショート版としてリリースされ、2代目終売からおよそ7年の時を経て復活した3代目モデルはコンパクトなクロスオーバーSUVとして2024年まで販売されるロングセラーモデルとなった。
そんなRVRは初代の登場が1991年とすでに30年以上が経過したネオクラシックモデルとなっているのだが、なんと今では400万円を超えるプレミアム価格がつけられた中古車も登場するほどになっているのだ。
隠れたホットモデルが高騰の一因か?
1991年5月に登場する2代目シャリオに先駆けて同年2月に先行リリースされたRVRは、3列シートを備えていたシャリオに対して2列シートとし、ホイールベースを短縮したショートバージョンとして登場。
当時はRVブーム真っただ中ということもあり、車名のRVRにふさわしくカンガルーバーなどを備えたスタイルが印象的なモデルだったが、シャリオが全ドアヒンジドアだったのに対し、RVRは助手席側リアドアのみスライドドアとなるなど、個性的な一面も持ち合わせていた。
その個性は加速する一方で、1993年8月にはフロントシート上のルーフを電動で開閉できるタルガトップ的な「オープンギア」が追加され、1994年9月には今回の中古車価格高騰の一因とも言えるホットモデル「スーパースポーツギア」が追加される。
【画像ギャラリー】どっちがシャリオ!? 激速ミニバン&RV兄弟のインパネを比較してみた!! ランエボの心臓搭載で90年代三菱爆裂なRVR!(10枚)画像ギャラリーまさにランエボSUV!!
このスーパースポーツギアは2Lエンジンにフルタイム4WDを組み合わせていたスポーツギアのエンジンをターボ化したものであるが、そのエンジンとはランサーエボリューションにも搭載され、名機として知られる4G63ターボであり、最高出力こそ230ps(AT車は220ps)と抑えられていたが、まさにランエボSUVと言えるものだったのだ。
そして1997年1月にはスーパースポーツギアをベースに大型エアロパーツと前置きインタークーラーを装備したホッテストモデル「ハイパースポーツギアR」が登場。このモデルはRV車らしさを捨て、エアロで武装した仕様となっており、前置きインタークーラーのおかげで最高出力は250ps(AT車は230ps)まで高められていたのである。
価格高騰の理由はランエボと同じエンジンを搭載していることや、今のクロスオーバーSUVにはないキャラクター性など、複数の理由が考えられるが、冒頭にも記したようにすでにデビューから30年以上経過した車両であることだけは肝に銘じておきたいところだ。
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