運転免許を取り、セルフ給油デビューなんて人も多い季節。給油ノズルを引き抜く際に「うわ! ガソリンこぼしちゃった!」なんてことも起こりうる。ボディに付いたガソリンを放置すれば塗装を傷めるし、もちろん火災も心配。万が一の事態に直面してもパニックにならないための迅速な応急術を伝授しよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock
【画像ギャラリー】ガソリンこぼしたら慌てずにこの手で対処せよ!!(6枚)画像ギャラリー塗装が溶ける前に洗い流せ! ボディに付着した際の鉄則は「希釈」
ガソリンをこぼした際、最もやってはいけないのが、塗装面を乾いたタオルでゴシゴシ擦って終わりにすること。ガソリンは極めて揮発性が高い一方で、クルマの塗装や樹脂パーツにとっては溶剤のような攻撃性を持っている。付着したまま放置したり、無理にふき延ばしたりすると、クリア層が浸食されて白く変色したり、垂れたシミが残ったりすることもある。
現場で真っ先に行うべきは、ガソリンの付いた塗装面を水で洗い流すことだ。ペットボトルの水など、多めの水で塗装面をふこう。水で薄めて流してしまえば、ガソリンによる塗装へのダメージは最小限に食い止めることができる。洗車コーナーが併設されているスタンドなら、そのまますぐに洗車機を通してしまうのも、残留成分を完全に取り除く賢い選択といえる。
地面へのこぼれは火災の元!? スタッフへの報告が命を救う
いっぽう床のコンクリートにシミができるほどガソリンがこぼれたら細心の注意を。ガソリンはマイナス40℃という極低温でも気化し、目に見えない可燃性ガスとなって地面を這うように広がる性質があるからだ。
「このくらいなら大丈夫」と油断せず、スタンドのスタッフに報告しよう。スタンドにはガソリンを中和する専用の薬剤や、吸着するための砂などがあり、プロの手で適切に処理してくれる。スタッフへの一言は、利用者としての最低限のマナーであり、安全を守るための義務だと心得よう。
そもそも吹きこぼれを防ぐには、給油ノズルを奥まで確実に差し込み、オートストップが作動した後の「つぎ足し給油」を絶対にしないことが重要だ。無理につぎ足すと、ガソリンが燃料蒸発ガスを処理する配管に流れ込み、チャコールキャニスターなどの高価な部品を故障させる恐れがある。
いらぬ修理費用などを出さぬためにも、給油は「カチッ」と止まったところで潔く終了させるのが、現代のスマートなクルマ使いの鉄則なのである。
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