読者の皆さまにいち早くスクープ情報をお届けすることを心がけるベストカー。しかしコレは完全に予想外だった。ホンダが発表したSUVタイプのBEV。その車名は「インサイト」。4代目ホンダ インサイトはe-SUVとして突然の復活!!
※本稿は2026年3月のものです
文:ベストカー編集部/写真:池之平昌信
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
ベストカースクープ班……痛恨のノーマーク!
●新型インサイトの主な進化のポイント
・中国向けBEV、e:NS2がベースのクロスオーバーSUV
・全長4788mmでCR-Vよりも88mm長く、全高は1570mmで110mm低い
・最低地上高190mm
・容量の大きな荷室
え・え・え〜! これは完全にノーマークでありました。
インサイトと言えば、徹底的に燃費を追求した1999年デビューの初代の印象が強烈だが、今回、4年ぶりにその名が復活した4代目インサイトは、ミッドサイズクロスオーバーSUVだ。しかもBEV。
逆スラントノーズのフロントマスクはなかなかの個性派で、バンパー両サイド端の「くの字型」クリアランスランプがシャープなフロントマスクを作り出している。
写真ではサイズ感が伝わりにくいかもしれないが、全長は4788mmで4700mmのCR-Vよりも長く、ホイールベースもCR-Vよりも35mm長い2735mmと、意外と大きい。
その一方全幅は1838mmでCR-Vよりも約30mm狭く、1840mmのZR-Vとほぼ同サイズ。全高は1570mmと低く、やっぱりSUVとはちょっと違ったプロポーション。5ドアハッチバックの最低地上高を引き上げたクロスオーバーという印象だ。ちなみに最低地上高はZR-Vと同じ190mmだ。
この4代目インサイトの正体は、ホンダが中国向けに開発し投入するe:NS2。ここまで示した車体サイズはe:NS2のもので、国内仕様のインサイトのサイズは現時点では公表されてはいないが、基本的な車体サイズの変更はないということなので、端数が整理されたサイズ表記となる程度の変更となるだろう。
新時代BEVへのスムーズな橋渡し役を担う
ところでなんで今、このクルマなの? という疑問というか驚きがある。
「2027年以降、ホンダはZEROシリーズで新時代のBEVを提案していきます。従来のICE時代のクルマとは大きく変わるため、違和感を覚えるユーザーも少なくはないと思っています。
今回のインサイトは飛び抜けすぎず、しかし埋もれることのない存在感を示すことで、ICEからBEVへ乗り換えるお客さんに違和感なく移行していただけることを考えて開発しました」と、開発を取りまとめる小池久仁博LPLは言う。
パワートレーンなどの詳細も現時点では公表されていないのだが、e:NS2と同じだとすればバッテリー容量は68.8kWhと比較的大容量。中国仕様での航続距離は545kmとなる。最高出力150kW(204ps)、最大トルク310Nmのモーターはフロントに搭載され、前輪を駆動する。
室内は大容量バッテリーが搭載されるサイドシルが厚く、フロアがやや高い。とはいえフロア地上高は実寸で420mmなので、ミニバンのフロアほどの高さではなく、乗降時に高さを感じることはなかった。
前席座面の地上高が680mmと高いので、乗降時に腰をかがめることなく、お尻をスッと出し入れできるので楽な姿勢で乗り降りできる。
一方、後席はフロアと座面の高さがやや狭く、足元は広いのだが、ちょっと「体育座り」的な姿勢となる。
4代目インサイト、使い勝手のいいクロスオーバーBEVとして注目の存在となるが、中国工場で生産し、日本向けには3000台の限定販売となるという。正式発表は5月末ごろの予定だ。
●新型ホンダ インサイト 主要諸元
・全長:4788mm
・全幅:1838mm
・全高:1570mm
・ホイールベース:2735mm
・最低地上高:190mm
・バッテリー容量:68.8kWh
・モーター出力:150kW(204ps)
・モータートルク:310Nm
・Fサスペンション:ストラット
・Rサスペンション:トーションビーム
・タイヤサイズ:225/50R18
※スペックは中国仕様 e:NS2のもの



























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