コンパクトながら最低地上高222mmと18インチによって迫力は抜群
デザイン面では、「Silky & Solid」をコンセプトに、優雅さと堅牢性を融合させたスタイリングが与えられています。ボディ上部は流れるような面構成とフローティングルーフによって軽やかさを演出しつつ、18インチホイールと大径タイヤに加え、最低地上高222mmというパッケージによって力強いプロポーションを獲得。都会からアウトドアまで違和感なく溶け込むデザインに仕上げられています。
インテリアでは、水平基調の「ホリゾンタル・アクシス」コンセプトを採用。前方の見通しを確保するとともに、車体姿勢の変化を把握しやすくすることで、悪路走行時の安心感にもつながる設計とされています。インパネからドアトリムまで連続する造形によって、コンパクトSUVでありながら開放感のある室内空間を実現している点も特徴です。
さらに、12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオとデジタルドライバーディスプレイを一体化した大型パネルを採用し、視認性と先進性を両立。パジェロの3連メーターをモチーフとした表示や、車両の傾きなどを表示する機能も備え、三菱らしいオフロード志向の演出も盛り込まれています。
居住性においても、2650mmのホイールベースを活かし、前後席ともにクラストップレベルの空間を確保。とくに後席は8段階のリクライニング機構も備えており、乗員の快適性と荷室の使い勝手を両立しています。
価格は、タイでの価格でHEVモデルが939,000バーツ。日本円換算でおよそ470万円です(1バーツ=5円で計算)。
全長4390mmは日本でも「ちょうどいい」のでは!?
三菱によると、このエクスフォースは、2023年11月にインドネシアで販売開始したあと、ベトナムやフィリピン、中南米等に拡大展開されており、累計約6万2千台を販売しているとのこと(2026年1月初旬時点)。爆発的な販売台数というわけではないものの、約2年あまりで累計6万台規模に達しており、各市場で着実に販売を伸ばしていることを考えると、「確実に売れているモデル」であるといえます。
現地での評価も高く、タイではタイ自動車ジャーナリスト協会によるタイランド 自動車・オートバイ マーケティングアワード2025において「タイランド・カー・オブ・ザ・イヤー2025」も獲得しています。三菱が同賞を受賞するのはこれが初とのことです。
サイズ、地上高、そして走行制御といった基本性能を、徹底的に「リアルな現場」に合わせて最適化したうえで、ハイブリッドという武器を手に入れたことで、快適性や環境性能も取り込み、商品としての完成度を一段と高めたエクスフォース。全長4390mmというボディサイズは、一般的なコンパクトSUVより余裕がありながら、ミドルクラスほど大きくないという絶妙なゾーン。1810mmという全幅はややワイドではあるものの、取り回しの許容範囲に収まるレベルです。
三菱は2026年7月をもって同社の「エクリプスクロス」の全グレード生産終了を発表しています。ラインアップの中核を担ってきたモデルが姿を消す中で、そのポジションをどのモデルが担うのかは注目されるところですが、コンパクトなサイズながら222mmの最低地上高や走行制御による安定性、さらにハイブリッドによる効率性能を兼ね備えるエクスフォースは、アウトランダーPHEVのよい部分を凝縮した「万能ハイブリッドSUV」といえ、エクリプスクロスのポジションを十分に担ってくれる存在になるはずです。
もちろん価格次第ではありますが、サイズと性能、そしてタフな使い勝手のバランスは、日本市場においても「ちょうどいいSUV」として成立する可能性は十分にあると考えられます。ぜひ日本投入を期待したいところです。
【画像ギャラリー】海外で好調な三菱の小型SUV HEV投入でさらに進化した三菱「エクスフォース」(22枚)画像ギャラリー
























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