新型フリード対シエンタ、子育てファミリーが買って後悔しないのはどっちだ

新型フリード対シエンタ、子育てファミリーが買って後悔しないのはどっちだ

 コンパクトミニバンの大本命、ホンダ フリードとトヨタ シエンタ。どちらも子育て世代に刺さるスライドドア車だが、選び方を間違えると「こっちじゃなかった」となりがちだ。価格、室内、使い勝手で本命を考える。

文/写真:ベストカーWeb編集部

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フリードは“人を乗せる”安心感、シエンタは“毎日使う”気軽さ

違いが出るのが後部座席の収納方法にある
違いが出るのが後部座席の収納方法にある

 子育てファミリーのクルマ選びでまず大事なのは、3列目をどれだけ使うかだ。フリードは現行型で6人乗り、7人乗り、さらにCROSSTARには5人乗りも設定。価格は262万3500円から360万2500円、WLTCモード燃費はe:HEVでおおむね25km/L台、ガソリン車で14~16km/L台となる。全長は4310mm、全幅は1695mmまたは1720mmで、シエンタより少し大きめだ。

 一方のシエンタは5人乗りと7人乗りを用意し、価格は207万7900円から332万2000円。ハイブリッド2WDの燃費はグレードにより27.6~28.4km/Lで、ガソリン2WDは18.3~18.4km/Lだ。数字だけ見ると、シエンタは購入価格と燃費で強い。毎日の保育園送迎、買い物、狭い住宅街の移動が中心なら、この軽さはかなり大きな武器だ。

 ただし、2列目、3列目まで人を乗せる場面が多いならフリードが優勢。フリードの6人乗りは2列目キャプテンシートで、子どもをチャイルドシートに乗せたままでも3列目へアクセスしやすい。祖父母を乗せる、きょうだいの友だちも乗せる、週末に遠出する。そんな家庭では、フリードの「小さいけれどミニバンらしい」使い勝手が効く。

シエンタは価格と燃費で勝つ。でも“後悔しにくい”のは使い方次第

シエンタの2列目シート
シエンタの2列目シート

 シエンタの魅力は、なんといってもコスパだ。エントリーのX 2WD 5人乗りは207万7900円、7人乗りでも211万7500円から。ハイブリッドも243万9800円から選べる。上級のHYBRID Z 2WD 7人乗りでも312万4000円に収まるため、ナビや安全・快適系オプションに予算を回しやすい。子どもが小さいうちは、汚れ物、ベビーカー、急な買い物でとにかく日常使いが多い。そう考えると、燃費のよさと扱いやすさに優れるシエンタはかなり合理的な選択だ。

 ではフリードは高いだけなのか。答えはノーだ。フリードは全タイプに両側パワースライドドア、ロールサンシェード、FABTECT撥水・撥油加工など子育てにうれしい装備を標準設定。Honda SENSINGも全タイプ標準装備で、渋滞追従機能付ACCや車線維持支援システムなどを備える。価格は高めだが、最初から欲しい装備がそろっている点は見逃せない。

 結論として、子どもが1~2人で3列目は非常用、価格と燃費を重視するならシエンタ。送迎から買い物まで“毎日の相棒”として満足度が高い。逆に、6人乗車の機会が多い、2列目の快適性を重視する、祖父母や友人を乗せる場面まで考えるならフリードだ。買って後悔しないポイントは、試乗で3列目に座ることではなく、チャイルドシート装着時の動線を見ること。ここでラクだと感じたほうが、その家庭にとっての正解だ。

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