コンパクトカー選びで必ず名前が挙がるのが、日産ノートとホンダ フィットだ。どちらもハイブリッドの走りが魅力だが、ノートは全車e-POWER、フィットはガソリンとeを設定する。ノートXは232万8700円、フィットe HOMEは240万4600円。価格は近いが、走りの味も使い勝手もけっこう違う。では、いま買うならどちらが幸せなのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】居住空間のフィットか走りのノートか!? 甲乙つけがたい優秀コンパクトカーを写真で徹底比較!!(16枚)画像ギャラリー燃費ならフィット、電動感ならノートが光る
まず燃費から見ると、ノートXはWLTCモード28.4km/L。対するフィットe HOMEは29.0km/Lで、わずかにフィットが上回る。さらにフィットにはe BASICが220万8800円で用意されており、価格だけを見ればノートXより11万9900円安い。燃費と初期費用を冷静に見るなら、フィットeの強さはかなり明確だ。
ただし、ノートのe-POWERは走り味が独特だ。エンジンは発電役に徹し、基本的にモーターで走るため、発進からスッと力が出る。アクセル操作に対する反応も電動車らしく、街なかではキビキビ気持ちいい。数値上の燃費ではフィットに少し譲っても、運転した時の“電気で走っている感”はノートの大きな魅力だ。
サイズはノートが全長4045mm×全幅1695mm×全高1520mm、フィットe HOMEが全長3995mm×全幅1695mm×全高1540mm。全幅は同じ5ナンバーだが、フィットは短くて背が高い。取り回しやすさと室内の開放感ではフィット、少し伸びやかなスタイルと落ち着きではノートという見方ができる。
実用重視のフィット、走りの満足感ならノート
フィットの強みは、やはりパッケージングだ。ホンダらしいセンタータンクレイアウトにより、後席や荷室の使い勝手がいい。視界も広く、日常の買い物、送迎、週末の荷物積みまで自然にこなす。2025年7月の一部改良ではCROSSTARの内外装色変更や価格改定もあり、現行モデルとしての商品力を整えてきた。
一方、ノートはe-POWER専用車らしく、走りのキャラクターがわかりやすい。2025年8月の一部仕様向上で、インテリジェント エマージェンシーブレーキの検知性能向上や後席リマインダーの全グレード標準化も実施済み。安全面のアップデートも見逃せない。
結論として、家族で使う実用性、燃費、価格のバランスを重視するならフィットeが有力だ。特にe BASICの220万8800円はかなり魅力的。ただ、運転するたびにモーター駆動の気持ちよさを味わいたいならノートXを推したい。フィットは賢い万能選手、ノートは走りで選びたくなる電動コンパクト。どちらも正解だが、毎日ハンドルを握る楽しさまで考えるなら、ノートのe-POWERはやっぱり濃い。
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