ドライブレコーダーの取り付け位置はどの場所が違反?
ドライブレコーダーは今や必需品となったが、取り付け位置にはルールがある。道路運送車両の保安基準では、運転者の視界を妨げる位置への装着は禁止されている。
一般的には、フロントガラス上部のルームミラー裏付近や、ガラス上端から一定範囲内など、保安基準で認められた位置への装着であれば問題ない。
しかし、大型のドラレコや吸盤式アクセサリーを運転席前方中央へ取り付けると、前方視界を妨げるとして車検に通らない場合がある。
また、ドライブレコーダーだけでなく、スマートフォンやぬいぐるみ、ステッカーなども視界を妨げれば保安基準に適合しない可能性がある。
取り付ける際は「見やすい場所」ではなく、「視界を妨げない場所」を意識することが大切だ。
車検ステッカーに限らず、自動車のフロントガラスにはいろいろなものが装着されるようになった。前述したフィルムアンテナやETC受信機のほか、ドラレコや運転支援用カメラなどもそれなりのスペースを占拠しつつある。
これらの装着はもちろん違法ではないのだが、装着場所には決まりがある。一般にこれらは「フロントガラスの上から20%の範囲(ルームミラーの装着位置が下限の目安)」に設置することが車両運送法の保安基準で決められているから、これを守る形で取り付けを行なおう。
いっぽう、この範囲を守ったとしても、必要のないステッカーなどは一切貼ることはできない。たとえばレース車両などに貼られるフロントガラス上部のステッカー(俗にいう「ハチマキ」)などは、公道を走るクルマには装着できないので注意したい。
ハンドルにスマホホルダー付けると車検NG?
最近はハンドルに取り付けるスマホホルダーも販売されているが、これは注意が必要だ。ハンドルは運転操作に直接関わる重要保安部品である。ホルダーを装着することでエアバッグの展開を妨げたり、ハンドル操作に支障を及ぼしたりする恐れがあれば、安全性の観点から問題視される。
また、スマートフォンをハンドル中央付近に固定すると、メーター類が見えにくくなったり、運転中の視線移動が増えたりするため、安全運転上も好ましくない。
フロントガラス(中央や運転席の正面)やバックミラー周辺、運転席のサイドガラスに設置すると、道路運送車両法の「不正改造等の禁止」や視野確保義務違反の対象になる。
車検では、装着状態によっては不適合と判断される可能性があり、製品によっては「公道での使用不可」とされているものもある。
スマートフォンを固定するなら、エアコン吹き出し口やダッシュボードなど、視界や運転操作を妨げない専用品を選ぶのが基本だ。
「知らなかった」では済まされない時代

クルマを取り巻くルールは少しずつ変化しており、以前は問題視されなかった行為が、現在では違反や車検不適合となるケースもある。
今回紹介した5つのケースはいずれも、「絶対に違反」というものではなく、状況や装着方法、運転状況によって判断が分かれるものだ。しかし、安全性を損なうような使い方をすれば、道路交通法や保安基準に抵触する可能性がある。
「みんなやっているから」「今まで注意されたことがないから」と自己判断せず、正しいルールを知って安全運転を心掛けることが、結果として自分自身や家族を守ることにつながるのである。
【画像ギャラリー】実は違反だった!? ベテランドライバーでも勘違いしやすい運転ルール5選(6枚)画像ギャラリー







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