自治体がさまざまな理由で車を利用できない方の通院や買い物等のサポートを行うため市街地の病院や商業施設を循環するバス「コミュニティバス」が存在する。今回は桑名市のコミュニティバスでパワースポットを巡ったのでレポートする。ちょっと珍しいバスが登場するのでギャラリーでもお楽しみいただきたい。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
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■桑名市
三重県の北部に位置する桑名市はすぐ北側に木曽三川が伊勢湾へと流れ、鈴鹿山脈や養老の山々が控える。東側には濃尾平野が広がる自然豊かな街である。名古屋への通勤通学も便利で交通網も発達している。
市内には国内屈指の複合リゾート「ナガシマリゾート」があり、中でも遊園地の「ナガシマスパーランド」はジェットコースターの数が日本一など絶叫マシン好きの聖地ともなっている。また旧東海道の42番目の宿場町として栄え、熱田・宮の渡しから船で結ばれていた。
距離が七里あったということから「七里の渡し」と呼ばれている。ここからは伊勢路に入ることから、大鳥居は「伊勢国一の鳥居」と言われ、伊勢神宮と同様遷宮の度に建て替えられている。
■桑名駅のバスターミナルは時代が混じった状態?
桑名駅は2020年に新駅舎となりJR東海と近鉄の改札が分離されるなど大きな変化があった。合わせて周辺の再開発も進んでいるがまだ途中である。駅東側へ出ると大きな空き地と解体工事がようやく始まったかつての「桑栄メイト」ビル、そしてバスターミナルという光景が広がっている。
桑名駅のバスターミナルは歩道側と中島のホームと3本整備されており三重交通、八風バス、桑名市コミュニティバス、観光バス用バス停という構成だ。昔は橋上駅舎から伸びる歩道を歩き、降りるとバス乗り場へと繋がるようになっていたが、現在はその階段部などが残り、再開発も手付かずのままだ。
待合室には旧三重交通のロゴが残っていたり、デジタルサイネージで出発案内が確認できたりと時代が入り混じった空間を感じることができる。そして筆者は桑名市コミュニティバスに乗車する。朝の時間帯ということもあり駅周辺には私立の学校へと向かうスクールバス、企業輸送を担うバスがバスターミナルの外側に並ぶ。
■電気バスが来た!
桑名市のコミュニティバスは「K-バス」という愛称名があり7路線が運行されている。範囲が広いからなのか、東部・西部北・南部東・南部西ルートについては三重交通桑名営業所、多度ルートは三重交通北勢営業所、北部・長島ルートは中日臨海バスが運行を担当している。
バス停で待っているとやってきたのは電気バスであった。K-バスにも電気バスの導入が進められており、2024年式EVモータースジャパンのF8 Series4 Mini Busが2台導入されている。これまでの黄と青と紫というカラーからはデザインや配色も変わりライトグリーンのベースに白とグレー、黄色のラインが入り未来的なデザインとなっている。
車内は小型バスのインテリアとそれほど変わらないが、座席横のUSBポートがEVバスらしさを感じさせる。やがて発車時刻となり筆者ともう1人を乗せてバスは動き出した。電気バスであるので静かな動き出しと独特の電気モータ音が印象的だ。
桑名駅を出て7分の「寺町」バス停で下車した。まだ市内中心部ということもあり別ルートのバス停や三重交通のバス停などいくつも設置されている。








