高齢ドライバーによる事故を減らすため、運転技能検査をさらに厳格化する動きがある。しかし、検査を厳しくするだけで事故を防げるのだろうか。現在のクルマには踏み間違い防止をはじめ、ドライバーのミスを補う先進安全技術が数多く存在する。技能だけでなく「乗れるクルマを制限する」という対策を考える。
※本稿は2026年8月のものです
文:国沢光宏/写真:AdobeStock(トップ画像=naka@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2026年9月10日号
高齢者運転技能検査の厳格化で事故は減少するのか?
警察庁は『高齢者運転技能検査』の強化を画策しているようだ。理由を見ると「今のままだと判定基準が甘すぎて事故が減らないから」。
逆に言えば検査の強化で事故を減らせると思っているらしい。確かに少しは効果があるかもしれない。
でも抜本的な対策になるかと言えば、事実上更新できないほど厳格にやらない限り明確な「No!」である。高齢者の事故って単発的なケアレスミスが多い。
警察全般に言えることながら技術の進化を無視している。ポンピングブレーキなんか腹抱えて笑う。高齢者のケアレスミスを防ぐための技術など山ほどある。
ブレーキとアクセルの踏み間違えに起因する事故は、防止装置付きのクルマ限定にすればいい。一時停止不停止による事故が多いのなら、標識を検知して自動的にブレーキ掛けるシステム付きのクルマしか運転できないようにすればいい。
すでに「眼鏡等」という運転者の肉体的な弱点をカバーしなければ運転できないという条件が存在する。高齢者の場合、今の技能検査でも充分に技量判定はできる。一定以上の技量をクリアできなければ、高機能ADAS付き車しか運転できないようにすればいい。
ご存知のとおり「眼鏡等」なんか瞬時に不合格が出され情け容赦なく更新できない。そのくらい厳格に判定すればよかろう。
【画像ギャラリー】技能検査を厳しくするだけでいい!? 高齢ドライバーの事故を減らす方法とは(6枚)画像ギャラリー







コメント
コメントの使い方