パジェロで磨いた技術が三菱を後押しする
3代目パジェロは「新世代の世界基準」を掲げて開発され、21世紀に向かう新しいSUVの姿を見せている。従来のラダーフレームをビルトインフレーム構造のモノコックボディに変更し、サスペンションも刷新したのだ。電気スイッチで簡単に切り替え操作できるスーパーセレクト4WD IIの採用も目を引いた。
逆風にさらされたディーゼルは、Diインタークーラーターボ装着の3.2L直噴4気筒16バルブエンジンを開発している。これに続いて4代目ではコモンレール式直噴ディーゼルにインタークーラー付きターボを装着してクリーン化を図った4M41型4気筒DOHC16バルブを送り込んだ。
SUVのリーダーに君臨し、世界中にファン層を広げたパジェロは、2018年にショートの生産を、2019年にはロングボディも生産を終了し、国内市場から消えていった。海外でも2021年に生産を終えている。
世界累計生産台数は39年間で325万台以上だ。日本だけでも64万台以上がユーザーの手にわたって愛され続けた。アウトランダーなど、今につながるクロスオーバーSUVにも多大な影響を与えたSUVの名門ブランドがパジェロである。
ファンから惜しまれつつ姿を消していったが、7年間の空白期間を経て、ついに第5世代のパジェロがベールを脱いだ。最新のメカニズムをまとったパジェロの登場は、三菱自動車の本格的な復活につながるはずだ。
【ここも注目】パジェロがもたらした技術進化
2代目パジェロで実用化されたスーパーセレクト4WDは革新的だった。
それまでのクロスカントリーモデルの4WDは2駆と4駆を切り替えるパートタイム式が一般的だった。しかしスーパーセレクト4WDはセンターデフにビスカスカップリングを使用したフルタイム4WD(4H)を基本ポジションとしながら、前輪の駆動力を切った「2H」を選べる。
さらに「4HLc」ではセンターデフをロックした直結4WD、さらにローギアモードの「4LLc」も設定される。
【画像ギャラリー】角張ったボディがたまらん!! 1982年登場の三菱「初代パジェロ」から歴代の無骨な姿をじっくり堪能!(16枚)画像ギャラリー
















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