1991年に登場し、「スポーツシビック」の愛称で日本中を魅了した5代目シビック。先代の「ワンダーシビック」「グランドシビック」からさらに進化した流麗なエアロフォルムと、最高出力170馬力を誇る1.6L DOHC VTECエンジンの組み合わせは、当時のテンロク(1.6Lクラス)スポーツの完成形として今なお語り継がれています。本記事では、当時の熱気が蘇るエクステリアの造形美から、機能美あふれるインテリア、そして細部のディテールまで、貴重な写真とともにEGシビックの魅力を徹底解剖します。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ホンダ
5代目シビックの外装
5代目シビックは世界基準車として開発されたため、世界の若者の体格を徹底的に調査してそのデータをもとにボディサイズが決定された。
省資源化にも取り組むために、世界トップレベルの空力性能を実現できるボディも必要だった一方で、空力性能を追求しすぎてしまうと居住性や使い勝手が犠牲になってしまうためある文化を参考にした。
それはサンバのリズムで踊るカーニバルだった。そうすることで底抜けに明るく元気でキラキラとした躍動感を全身で表現する外装に仕上がった。
シビックフェリオはユニフォルム・ハイデッキデザインを採用していて、新感覚のインテグラルノーズから始まり傾斜を強めたフロントウインドウ、そしてルーフからショート&ハイデッキのトランクリッドと一体感を持たせたスポーティ・シルエットに。
またドアサッシュ、サイドウインドウ、ドアハンドルなどのフラッシュサーフェス化や縦置サイレンサーを施すことでCD値を20%アップさせた。
5代目シビックの内装
車内のデザインも日米欧のさまざまな若者の生活意識や日常の行動パターンを徹底分析してつくられており、従来の設計思想から大きく異なるものになっていた。
FF車の利点である足元の広さを生かしつつ、さらに広々していてクリーンなフロアを実現するために、インパネから続くセンターコンソールを取り除いている。
前席の快適性をいかに高めるかという部分から考え始め、結果的にフロントタイヤを先代に比べて70㎜前出しすることでホイールハウスの出っ張りをなくし、さらに足元を下げることで快適性を向上させた。
リア側へ25mm延長した長いシートスライド量とすることで、大きな体格の人でも快適なドライビングポジションをとれるようにした。
また車内のコンセプトとしてワンルーム&ツインゲートというものがあり、日常でリアシートがあまり使われないことに着目した。リアシートを倒せば、2シーター+ワンルーム+収納スペースという今までにない空間が現れる。
遊び道具を収納できるムービング・トランクボックスを設置することで、便利に荷室を使えるように。また取り外して移動もできるため、よりアクティブな使い方ができるように。
エンジンにはホンダのお家芸技術であるVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)を搭載することで高回転・高出力だけでなく、低燃費化にも発展させることで、大幅な全方位効率アップを果たした。
1.6LDOHC VTECは自然吸気にも関わらず、170PSという高出力を実現しかつ低回転時と高回転時の性能のバランスを安定させた。具体的にはバブルタイミングとリフト量を最適に切り替えることができるようにして、吸排気効率をとことん高めることで全域高性能化を実現した。
運転席用SRSエアバッグシステムを一部グレードで標準装備とすることで、頭を強くハンドルに打つような事故が起きた際にシートベルトとともに衝撃から乗員を保護する役目を果たせるように。
リアシートも3点式ELRシートベルトとシート一体アンカーを採用し、安全性能を向上させている。















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