先日「売れてないけどいい車7選」という記事をアップしたところ、予想以上の反響をいただきました。
ひょっとしてそういう車、ほかにもたくさんあるのでは? と思って調べてみたら、あるわあるわ。
前述の記事に出てきた車以上にもっと売れてなくて、もっといい車がザックザク。
前回は編集部がリストアップした「売れていない車」をプロに採点してもらいましたが、本記事では最初から「売れてないけどいい車を教えてください!」と依頼。
バッチリ売れてないけど、バッチリいい車をセレクトしていただきました!
文:渡辺陽一郎
ベストカー2017年6月26日号
■広いし快適! 何より個性的!! いい車が目白押し!!
【ホンダ グレイス】
後席の広さはフィットと同等なのだが、セダンは全般的に後席が狭いものが多いため、実は広さだけ見ればクラウンと同程度なのだ。
トランクスペースも広く、価格はカローラアクシオに対抗して抑えているため、買い得なセダンなのです。
【レクサス HS250h】
全高が1495mmと高く、後席が快適。ショックアブソーバーもショーワ製で動きが滑らか。
姉妹車のSAIは質感、乗り心地ともにまったくダメで価格は割高なのだが、HSはよいクルマなのだ。
しかも内装の質を高めながら、カーナビやメンテナンスプログラムなどの条件を合わせると、実質価格はSAIとたいして変わらないのでありました。レクサスとしても、上質な実用セダンとして買い得です。
【スズキ エブリイワゴン】
荷室が広いだけでなく、後席の居住性も快適。このタイプでは唯一緊急自動ブレーキも装着可能。隠れた名車だと思っている一台だ。
写真はPZターボ。ちょっとワル顔でボディカラーも個性的。
【ダイハツ ミラ(「ミライース」でなく単なるミラ)】
まだ売っています。サイドウィンドウの下端が低く視界がとてもよい。燃費を追求しない代わりに、最大トルクは6.6kgm(4000回転)。
ミライースの5.8kgm(5200回転)に比べると、断然扱いやすいのです。少なくとも先代型ミライースとの比較なら、クラシックミラに軍配あがります。操舵に対する反応の仕方もちょうどよく、隠れた軽自動車の名車でございます。
【日産 キューブ】
コンパクトカーでは珍しくボンネットが少し視野に入り、水平基調のボディはボディの四隅もよくわかって運転しやすい。内装は和風で、前席の座面はフンワリと柔らかい。
走りは古いですが、居住性と内装の雰囲気は今でもなかなか魅力的。ただしこの前のマイナーチェンジで7万円ほど値上げしたのが残念なのでありました。
【ホンダ オデッセイ】
全高は1700mm以下なのだが、低床設計で室内高に不足はなく、3列目シートの座り心地はヴェルファイア&アルファードよりもサポート性がよくて快適。
着座位置、足元空間にも不足はなく、ヴェルファイアのような、だだっ広さはないものの、6名乗車時の居住性は高い(国産ミニバンのナンバーワン)。
低床なので低重心で走行安定性も優れている。ちょっと価格は高いのだが、買い得感は高い。
【スズキ エスクード】
6速の有段ATでメリハリがあり、SX4にない緊急自動ブレーキやアイドリングストップ、さらに車間距離を自動制御できるクルーズコントロールも付いている。しかも価格は割安で、高機能な買い得SUVだ。
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