自動ブレーキが作動しない環境はドライバーも運転しづらい
このように緊急自動ブレーキの作動が困難になる状況は多い。それはドライバーにとっても、運転操作の難しい状況だ。
従って緊急自動ブレーキは、ドライバーの窮地を救う装備ではない。あくまでも「うっかりミス」を防ぐに過ぎない。
この「うっかりミス」による交通事故が多発しているから緊急自動ブレーキのニーズも高まっているが、同じセンサーを使うクルーズコントロールなどの運転支援機能も含めて、対処の難しい状況ではドライバーの判断と技量が問われる。今はまだこの段階だ。
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■【まとめ】自動ブレーキが作動しない危険のある7つのパターン
- 1.朝日や夕日で前方が眩しい時(カメラ方式)
- 2.対向車のハイビームが眩しい時(カメラ方式)
- 3.雨で前方の水しぶきが激しい時(カメラ方式)
- 4.フロントウィンドウ上部が汚れている時(カメラ方式)
- 5.歩行者に対して反応しない(ミリ波レーダー方式)
- 6.狭い鉄橋など電波を強く反射する物がある時(ミリ波レーダー方式)
- 7.ボディ先端中央部が汚れている時(ミリ波レーダー、赤外線レーザー方式)
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