スバル、三菱、ホンダが送る未来へのコンセプトカーを絶対見よう!【東京モーターショー2017】

スバル、三菱、ホンダが送る未来へのコンセプトカーを絶対見よう!【東京モーターショー2017】

 2017年10月25日に東京ビッグサイトでプレスデーを迎える東京モーターショー。先月末から各出展メーカーが「出品車概要」を徐々に発表しており、メディアによる紹介や今後の展開予想などが華々しく展開されています。

 例年どおり、各メーカーは「出品車のすべての情報を事前に出す」というわけではなく、ブースのメインとなるコンセプトカーや市販前提車については、開催半月前である現時点では伏せたかたちとなっています(というより多くのメーカーはいま現在もまだ製作中であったり、なんとか完成していても撮影がまだだったりするのが実状)。

 そんな中でも、いくつかのメーカーは「こんな出品車を出します」と、メイン出品車のティザー画像を公表しております。

 本企画ではそんな「メイン車種」の中でも「これは見ておくべき!! 」という車種を3車種(あくまで現時点で判明した情報をもとに)、ご紹介いたします。

文:ベストカーWeb編集部 写真:SUBARU、MITSUBISHI、HONDA


■スバル VIZIV PERFORMANCE CONCEPT

スバル VIZIV PERFORMANCE CONCEPT。ティザー画像の解像度をやや上げると、グリル下部のプロポーションと太めのタイヤが見えてくる
 
スバル VIZIV PERFORMANCE CONCEPT。ティザー画像の解像度をやや上げると、グリル下部のプロポーションと太めのタイヤが見えてくる  

 「VIZIV(ヴィジブ)」とは近年スバルが「次世代モデル」を出品する際に好んでつけるネーミングであり、このモーターショーのスバルブース中心車種であることを示している(このほか「S208」や「BRZ STIスポーツ」など見所が多い市販発表車が多いのもスバルブースの特徴)。

 パワーユニット(EVなのかPHVなのかハイブリッドなのか純ガソリン仕様なのか)はまだ公表されていないが、「スポーツセダン」であることは発表資料に明記されており、次期WRX STIのコンセプトモデルである、という関係者証言もある。

 「アイサイトを中心とした高度運転支援技術を搭載」とも発表されているので、その点にも注目したい(ティザー画像のフロントウィンドウ上部にはしっかりとアイサイトのカメラが2つ写っている)。

■三菱 e-EVOLUTION CONCEPT

三菱 e-EVOLUTION CONCEPT。「エクリプスクロス」をベースにしたスポーツバージョンであることがわかる
 
三菱 e-EVOLUTION CONCEPT。「エクリプスクロス」をベースにしたスポーツバージョンであることがわかる  

 ジャパンプレミア(日本初披露)となる「エクリプスクロス」(年内に日本発表発売予定)や、前回の東京モーターショーに出品された「eX Concept」の進化形。何よりも車名に掲げられた「EVOLUTION」の文字が胸を躍らせる。

 発表資料には「EVであること」「4WDであること」「クロスオーバーSUVであること」など、ティザー段階でありながらかなり積極的に情報を公表している。

 かつて「エボリューション」といえばランサー、一部パジェロに設定された純ガソリン仕様のホットバージョンだったが、新時代の「エボ」はアウトランダーPHEVで培われた電制4輪駆動を駆使したEVだ……ということを示す一台になりそう。

 名門ブランドの復活やEV開発と市販にノウハウがある日産・ルノーと資本提携を結んだことで、三菱の開発部門が加速している!

■ホンダ Honda Sports EV Concept

ホンダ Honda Sports EV Concept。CGではなくイラスト。四角いリアライトが懐古的な味わいを出している
 
ホンダ Honda Sports EV Concept。CGではなくイラスト。四角いリアライトが懐古的な味わいを出している  

 ベストカー本誌スクープ班が「ホンダから何かスポーツモデルが出る」と言われ続けて、正直そんなに信じていなかった本企画担当者。この場を借りて謝罪します。すみませんでした。出ます。思い切り出ます。ただしEVで。

 これがいわゆる「S1000」なのか、あるいは「CR-X後継車」なのかはわかりません。パワーユニットは「EV」だと明記されていますが、サイズ感やパッケージングはいっさい公表されていません。

 ただしホンダ自身が「次世代のスポーツカー」とハッキリ明記しています。はい。スポーツカーです。

 「EV性能と人工知能(AI)を組み合わせ、人とクルマがひとつになったような運転感覚を体験できるモデルを目指して開発」というのがどういう性能として実現するかは謎ですが、ホンダブース最大の注目車となるでしょう。

次ページは : ■今後の予定と大会日程そのほか

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