【レクサス、WRX STI…】国産2Lターボ車 エンジンで選ぶナンバーワンはどれだ!?

次点のトヨタ製2Lターボの長所と短所

レクサスRC 200t/最高出力:245ps/5800rpm、35.7kgm/1650-4400rpm
レクサスRC 200t/最高出力:245ps/5800rpm、35.7kgm/1650-4400rpm

 いいところは、直噴ターボエンジンを開発し広く展開しているところ。

 耐ノッキング性に優れる直噴エンジンだけに、圧縮比を高めにとってエンジンのピックアップをよくするとともに、ターボのレスポンスも高めている。その結果、アクセルを踏み込んだ瞬間からターボの力強さを感じることができる。

 パワーよりもトルクの立ち上がりが早く、またトルクの厚みがあるので力強いエンジンという印象がある。

 半面、パワーはいまひとつ。やはり2Lターボでスポーティな魅力や刺激を作り出すなら280ps以上は欲しいところ。8AR-FTSは、汎用性という点で優れていると思うが、スポーツ用では物足りない、そこが×。

スカイラインのエンジンはどうか?

スカイライン200GT-t/最高出力:211ps/5500rpm、35.7kgm/1250-3500rpm
スカイライン200GT-t/最高出力:211ps/5500rpm、35.7kgm/1250-3500rpm

 周知のように、スカイラインに搭載されているエンジンはダイムラー製。このエンジンの特徴はストイキ燃焼、つまり、理論空燃比で燃焼させていること。

 メルセデスベンツに搭載される同型のエンジンは、リーンバーン燃焼させている。その代わり、排ガスにNOxが多く排出されることからNOxの吸着触媒が必要。

 スカイラインの274Aは吸着触媒が必要なく、排気系の構造がシンプルでコストが安く済むのがメリット。

 エンジンのキャラクターはダウンサイジングターボ。トルクがまんべんなくあり、扱いやすい。半面、パワーの刺激が物足りない。スカイラインに積むなら、もうちょっとスポーティであってほしい。

◆  ◆  ◆

 2Lの排気量があると、刺激的なスポーツエンジンからトルク重視の穏やかキャラのエンジンまで多彩なチューニングが可能。さらにいろんな個性を持ったエンジンが増えることを期待したい。

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