■アルピナは「速いだけでなく快適性&安全性を高次元で備えたモデル」
だからといってスポーツモデル的見地からつまらないのか? というとまったくそんなことはなく、とても快適なキャビンからドライブする自分を俯瞰的冷静に眺めているような錯覚に陥った。ガンガンに攻めたがブレーキも音を上げることもなく、耐久力にも感心。8速ATでも素早いシフトは最後まで変化もない。
速度無制限エリアのあるアウトバーンが存在する母国ドイツでは、時間は金で買える、と聞いたことがある。高価なハイパフォーマンスカーを購入すれば移動の時間を節約することができるというわけだ。日本の高速道路も120km/h時代を迎え、高速域での安全性が問われる時代になった。
B3はただ速いだけではなく、その快適性と安全性を高次元で備えたモデル。その対価としての1229万円は決して高いとは思わない。それほどに高質な完成度を持っている。
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