■パスポート提示でもいいが今後は抜本的な解決が必要
偽造のフィリピン免許証や偽造フィリピン国際免許も中国で偽造していたら、そら安いでしょ。残念ながら日本のレンタカー屋さんはそいつの真贋を見分ける術を持たない。
中国の偽造免許を扱っているネット通販業者のサイトには「日本でレンタカーを借りられました」というレポートが多数出ているからアカンです。もはや国際免許についちゃザルの如し。
という状況を見て、沖縄のレンタカー会社の多くは「パスポートを提示してもらい中国人だったら断ってます」。この対応方法も一案だと思うけれど、国際法規を考えたらビミョウ(編註:ジュネーブ条約に加盟している国であれば日本でも国際免許を取得して走行可能。ただし中国は現段階ではジュネーブ条約に加盟していない)。
日本のパスポートを持っている人がアメリカの免許証を取ることは可能なのだ。したがって中国人だって5万円出して本物のフィリピンの免許証と国際免許を持っていたら、日本で有効。なんら問題なく運転できる。
以上、現状はフィリピンの偽造免許を持っている中国人にレンタカーを貸しているということになります。今後どうしたらいいか? 現在、中国で運転免許を持ち、クルマに乗っていて、海外旅行するような中国人はお金持ち。
中国の免許証取得も、アメリカやヨーロッパ諸国に比べたら難しい。したがって運転技量という点で日本人と大差ないと考える。だったら中国がジュネーヴ条約に加入するか、日本との2国間条約を結べばよい。
そしたら中国の免許証も日本で有効になり(当然ながら日本の免許証も中国で効力を持つ)、事故の際の保険手続きなどに不安なくなる。外国人ドライバーが日本でクルマを運転することに関しては、認め合うのが国際ルール。海外でレンタカー借りて嫌がられたことなどありません。
コメント
コメントの使い方わたしはフィリピンに在住しています。この記事のおかげで、比に住んでいる数万在外邦人が、日本に帰国した際、あらぬ疑いを持たれています。大変迷惑です。
帰国後レンタカーを借りる、同じ日本人同胞に配慮した記事構成にしていただけないでしょうか。