ああ懐かしきハイパワーワゴンの時代と代表車6選


■日産ステージア オーテックバージョン260RS

日産ステージア260RS
日産ステージア260RS

「スカイラインワゴンがついに復活する」と、登場前から大きな話題となったのが、1996年に初代ステージアだ。

C34ローレル及びR33スカイラインと基本コンポーネントを共有したラージステーションワゴンとして登場。FRレイアウトを基本としながらも、大半の仕様には、日産自慢のFRライクな走りが楽しめる4WDシステム「アテーサE-TS」を採用。全グレードに直6エンジンを搭載していた。

トップグレードには、235psを発揮するRB25EDT型エンジンが与えられ、NEOストレート6エンジンに進化した後期型は、280psまで性能が強化。

さらに待望の4WDターボ車に、よりスポーツカーライクとなる5速MT仕様のグレードも追加された。そんなステージアにはGT-Rワゴンと呼ばれる最強モデルが存在した。それが「オーテックバージョン260RS」だ。

オーテック・ジャパンによる特別仕様車で、ステージアのボディに、GT-Rのパワートレインを移植。ボディや足回りの強化、内外装の仕様変更など様々な改良を加えることで、国内最強のワゴンへと仕立てた。

新車時の価格は440万円(1997年時)。ステージアとしては高価だったが、GT-Rよりも安い価格は、まさにバーゲンプライスだったといえよう。

■三菱レグナムVR-4

三菱レグナムVR-4
三菱レグナムVR-4

1996年に8代目ギャランのステーションワゴン仕様として同時に発表されたレグナムは、「プレステージ・スポーツワゴン」を謳い、スポーティさを強調した。そのトップモデルとして君臨したのが、レグナムVR-4だ。

ギャラン同様に新開発の280ps(ATは260ps)を発揮する2.5L V6ツインターボエンジンとフルタイム4WDを搭載。

 メカニズムも凝っており、ランエボ4より採用された後輪左右の駆動力を電子制御して旋回性能を高めるAYC(アクティブ・ヨー・コントロールシステム)を標準装備。加えて5速ATとなるタイプSでは、4輪ブレーキを独立制御することで旋回性能を高めるASC(アクティブ・スタビリティ・コントロールシステム)も備え、三菱のフラッグシップワゴンに相応しいハイテクなワゴンであった。

1998年6月のマイナーチェンジでフェイスリフト共にAT仕様のエンジンも280psへと性能向上されたものの、MTモデルは廃止となった。

 同サイズのステージアの好敵手であり、日本のハイパワーワゴン史に欠かせない1台だろう。たった一世代で終わったことが実に惜しい。

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