レクサスRCは買い得もRC Fは値上げ幅多し
■レクサス RC/RC F(RCは従来比:約9万円アップ)
「レクサスセーフティシステムプラス」の標準装着が注目される。トヨタセーフティセンスPに準じた内容で、ミリ波レーダーと単眼カメラを使って緊急自動ブレーキを作動させる。歩行者も対象に入り、車線逸脱の抑制、ヘッドライトのハイ/ロービームの自動切り替えも行う。
3.5Lエンジンは燃費が向上して(それでもアイドリングストップは付かずJC08モード燃費は10.2km/L)、RC Fはブラインドスポットモニターなどを加えた。
価格上昇はRC300(旧RC200t)が9万円だが、その内容は15万円に相当するから買い得感は6万円アップした。
逆にRC Fは割高だ。RCにはブラインドスポットモニターなどが6万4800円で用意されるのに、RC Fは外装色の追加などがあったとはいえ、15万4000円値上げされている。
進化度はイマイチながら買い得感はあり?
■トヨタ プリウス(従来比:価格変更なし)
2017年11月に特別仕様車を設定し、通常のグレードにも改良を施した。改良点で注目されるのは、「A」でブラックの内装色を選んだ場合、フロントコンソールトレイの色が新採用のピアノブラックになることだ。
従来は「A」のトレイ色が乳白色のみで、ブラックの内装ではコントラストが強すぎた。洗面台のように見えて評判も悪かったので、ピアノブラックを採用した。今ではホワイトのトレイはグレーの内装色だけに採用される。
また、従来のカーナビはディーラーオプションのみの設定だったが、11.6インチの縦型画面を備えたTコネクトナビをメーカーオプションで用意した。
改良の規模は小さいが、光沢のあるフロントコンソールトレイは見栄えが上質だ。プリウスPHVと同タイプになる11.6インチ画面のカーナビを含めて、ユーザーのメリットは相応に高い。
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