【番外コラム】ハイドロプレーニング現象が起こる原因とは?
高速で回転するタイヤが路面の上にたまった雨水の水圧によって浮上してしまうために発生する。摩擦係数が一気に低くなるのでステアリング操作やブレーキによる制動が効かなくなってしまう。タイヤの溝が充分残っていればタイヤの排水性能によってハイドロ現象を抑えられるが、残り溝が3mmを下回る頃には排水性が悪化してハイドロ現象が強まる。
残り溝が充分でも速度が高ければハイドロ現象は避けられない。60km/hを超えると徐々にタイヤは水圧で浮上しはじめ100km/hでは新品タイヤでもハイドロ状態に陥る。
スタッドレスタイヤはトレッド面の凹凸が多くサイプも張り巡らされ排水性が高そうだが、氷雪面でのグリップ力を重視した設計であるため、ハイドロ現象はサマータイヤよりも発生しやすい。
※国土交通省が製作したYouTube動画『衝突被害軽減ブレーキは万能ではありません!』はこちらから
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