原因5:タバコ
タバコの臭いは、タバコを吸わない人にとって非常にツラい臭いである。タバコにはアンモニア、酢酸、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、トリチルアミンといった添加物が含まれており、これらが燃焼することで不快な臭いを発生させるのだ。
タバコの煙は軽いため、車内のシートやフロアマット、天井の生地にすっと染み込んでしまう。また、エアコン風の通り道やエバポレーターにも付着することで、タバコを吸っていない時にも臭いを発生させてしまう。
対策としては、タバコを吸うときには必ず二箇所の窓を開け、車内に煙が滞留しないようにすること、また、エアコンを「外気導入」モードにし、新鮮な空気を常に取り入れるようにするようにもしてほしい。もちろん、シートやフロアマットを定期的に清掃することも忘れずに。
しかし、タバコの臭いを自分で完全に取り除くのは非常に難しい。購入した中古車についていた臭いがどうしても気になる場合は、車内を徹底的に清掃してくれるプロのサービスを利用するのがおすすめ。費用は3万円前後が相場のようだ。
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車内を全面的に清掃する時間を取るのは難しいかもしれないが、臭いの素をこまめに取り除くなど、ちょっとした工夫で臭いを防ぐことはできる。コロナ禍でクルマ移動が増えるなか、ドライバーだけでなく、乗員全員がドライブを楽しめるよう、車内の環境はととのえておきたいところだ。
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