一度使ったら家族が病みつき!! 超広々な室内を持つ魅力的なコンパクトカー5選

広大な荷室が自慢!! ホンダ「フリード」

 ホンダ「フリード」のボディサイズは、全長4295mm全高1695mm全幅1710mmと、前出の2車種よりボディサイズは大きくなりますが、。客室内寸法は長さ3045mm幅1455mm高さ1275mmと、コンパクトな外観からは想像がつかないほど、広い室内を持ちます。

 フリードは、3列シートをベースとしており、2列目はベンチシートタイプとキャプテンシートの2通りから選べます。2列目キャプテンシート車は、360mmものロングスライドが可能。また、3列目シートは、左右にはね上げて固定することで、感動すら覚える広大な荷室が登場します。

 バックミラーとは別に、ルーフに設置した室内確認用ミラーも装着。1列目シートから振り返ることなく、後席の様子を確認することができます。助手席側と運転席側、両側につくハンズフリースライドドアも便利。スライドドアの開口広さは665mm、低床フラットフロアのステップ高は390mmと、子供や足腰の弱い方にも、やさしい設計がなされています。

フリードは、2021年11月の登録車販売台数ランキングで11位(6,237台)。ライバルであるシエンタ(16位、3,808台)を大きく突き放している
フリードは、2021年11月の登録車販売台数ランキングで11位(6,237台)。ライバルであるシエンタ(16位、3,808台)を大きく突き放している

可愛らしいフロントフェイスが魅力 トヨタ「シエンタ」

 ボディサイズはフリードとほぼ同じ(全長4260×全幅1695×全高1675mm、客室内寸法は長さ2535m×幅1470mm×高さ1280mm)ながら、可愛らしいフロントフェイスや丸い印象のデザインが特徴のトヨタ「シエンタ」。両側スライドドア、しかも地上から330mmという低い乗り込み口で、小さなお子さんでも乗り込みがしやすくなっています。

 また大空間のラゲッジラゲージも魅力です。3列目は床面へ格納されるタイプ。3列目を格納し、2列目も引き起こせば、荷室長1430mmが確保でき、自転車も載せることができます。2列シート車では、荷室長は2065mmにも。収納も多く、使い勝手も抜群。

 このシエンタと前出のフリードには、(マイルドではない)ハイブリッドモデルがラインアップされているのも魅力。WLTC燃費は、フリードが20.8km/L(HYBRID G 2WD)なのに対し、シエンタは22.8km/L(ハイブリッド、G Cuero)と、大きな差ではありませんが、数値上はシエンタの方が優れた燃費となっています。

広大な荷室は商用車ならでは!! トヨタ「タウンエースバン」

 コンパクトなボディサイズは譲れないけど、もうちょっとたくさん荷物が載るものを!! という方には、商用車となりますが、トヨタの「タウンエースバン」がおすすめ。全長4065mm、全幅1665mmと非常にコンパクトですが、全高は1930mmと高いので、背の高い荷物(観葉植物など)も縦積みが可能です。

 折りたたみが可能な3人掛けのリヤシートは、折りたたみ時に荷物がぎりぎりまで積めるよう、金具の出っ張りに小さなヒンジを採用。また荷室床面の最大長は1760mm(後席シートを畳んだ状態)もあり、長めの荷物でも、余裕で乗せることができます。

 また、両側のスライドドアの開口部が790mmと非常にワイドになっているので、大きな荷物の積み込みもラク。バックドア開口部も広く、間口の形状も四角いので、角ばった大型家具などの積み降ろしも余裕でできます。

 このタウンエースバンの荷室の広さを活かし、キャンピング仕様にカスタムして楽しむ方が増えているそう。「ハイエース」や日産の「キャラバン」ほど大きいのはちょっと無理、それでも、人とはちょっと違ったカスタムを楽しみたい、という方には、いい選択肢だと思います。

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 サイズが小さいクルマは取り回しがよく、価格もリーズナブル。需要が高いのでどのモデルも商品力が高いのも魅力です。室内空間が広いコンパクトカーは、日本ならではの需要に応えた、国産メーカー各社の力作。気になる方はぜひ一度、実車を見に行ってください。コンパクトカーの概念が変わるかもしれませんよ。

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