燃料価格の高騰が連日ニュースで伝えられていた先月末、全日本トラック協会はトラック運送の「燃料サーチャージ制」導入と「標準運賃の活用」を求める特設サイトを開設した。
燃料サーチャージは燃料価格の上昇分を別建ての運賃とする制度で、これまでも燃料価格が高騰するたびに議論されてきた。しかし実際に導入された例は少なく、中小の運送会社は荷主企業との間で価格交渉すらできないことも珍しくない。
燃料価格の変動によって安定した輸送力を確保できない現状は、果たして持続可能な物流と言えるのか? Eコマースの普及が進むいま、一般消費者にも無縁ではないトラック運送の燃料サーチャージを解説する。
文・写真/フルロード編集部
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