驚異的な低燃費と満載の最新装備が魅力のヴォクシー
ただ、最先端の技術やアイテムがフルに投入された新型ヴォクシーの方が、やはり商品力としては圧倒的に強い。しかも、ミニバンとしては驚異的な23.0km/Lを達成(ハイブリッド)する最新のパワートレインをもち、最新の先進運転支援に加えて、パーキングアシストやリモート車庫入れも可能だ。
また、1730mmでおさめた車幅(※アルファードは1850mm)からくる使い勝手のよさも、新型ヴォクシーの長所だ。日本独自で成長してきたミドルクラスミニバンの使い勝手の良さは、やはりアルファードでは得ることができない。特に都心では、アルファードのデカいボディは、時に億劫になる。
運転操作も、クルーザーを運転するようなフィーリング(むしろそれが良い場合もあるが)のアルファードよりも、すっきりとした運転フィーリングをもつヴォクシーの方が、ラクに運転できると感じるはずだ。
またヴォクシー(ノアとエスクァイアも)は、アルファード(ヴェルファイアも輸出人気が高い)に次いで、海外輸出車両として人気があり、リセールが高い車種でもある。アルファード程の好条件は引き出せないかもしれないが、最上級グレードを選んでおけば、かなりの好条件が得られる可能性は高い。
お薦めはやはり「新型ヴォクシー」
ベースグレードとなるアルファードよりも、最上級(もしくはそれに近い)グレード、しかも最新モデルの新型ヴォクシーでは、装備内容の差は歴然。素のアルファードがもつ優越感を選ぶか、装備充実の新型ヴォクシーを選ぶかということになるが、それはそれぞれの価値観で答えは違ってくる。自身の価値観を大事にすれば、どちらを選んでも満足感は得られるはずだ。
ただ、「お薦めは??」と問われれば、やはり「新型ヴォクシーの上級グレードのほう」と答える。特に今回の新型ヴォクシーの商品力は桁違いに高く、アルファードというブランド価値を十分に考慮しても、満足度は新型ヴォクシーのほうが勝るのではないか、と思う。フラグシップを揺るがす新型ヴォクシーの実力、今後の販売状況が楽しみだ。
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