エクストレイル シエンタ ステップワゴン… 買うべき? 待つべき? 今年登場予定の新型vs現行ライバル 買い待ち判定

■トヨタ 新型シエンタ(2022年8月デビュー予想)vs ホンダ フリード

トヨタ 新型シエンタ。シエンタは今年、7年ぶりに一新する予定。新型は最新プラットフォームを採用し、室内空間の拡大も図られる(画像はベストカー編集部による予想CG)
トヨタ 新型シエンタ。シエンタは今年、7年ぶりに一新する予定。新型は最新プラットフォームを採用し、室内空間の拡大も図られる(画像はベストカー編集部による予想CG)

●現行フリードは買いか?

 新型ヴォクシーで売れ筋のハイブリッドは、価格が340万〜400万円だ。

 安全面を中心に装備を充実させたが、価格も高い。そうなると割安なシエンタの役割は、従来以上に大切になる。

 そこで今年8月の登場が予想されるという新型は、渾身の開発を行うはずだ。

 そうなるとライバル車のフリードの買い方も影響を受ける。現行フリードは発売から5年以上を経過しており、ハイブリッドも世代が古くe:HEVではない。

 WLTCモード燃費も20km/L前後で、設計の古さが散見される。

 つまりフリードもフルモデルチェンジすべき時期にきている。ステップワゴンが新型ヴォクシー&ノアの登場に合わせてティザーキャンペーンを開始したように、新型シエンタの発売が近付くと、次期フリードも情報発信を始めるかもしれない。

 コンパクトミニバンを買うなら、次期シエンタを待って判断したい。

●結論:フリード…今は待ちか。判断難しい

■スズキ 新型スイフト(2022年7月デビュー予想)vs トヨタ ヤリス&日産 ノート&ホンダ フィット

スズキ 新型スイフト。スイフトは今年夏に一新する見込み。ボディに環状骨格構造を採用し、剛性アップで走りに磨きをかける。パワーユニットは1.2Lマイルドハイブリッドを搭載(画像はベストカー編集部による予想CG)
スズキ 新型スイフト。スイフトは今年夏に一新する見込み。ボディに環状骨格構造を採用し、剛性アップで走りに磨きをかける。パワーユニットは1.2Lマイルドハイブリッドを搭載(画像はベストカー編集部による予想CG)

●現行ヤリス、ノート、フィットは買い?

 今年7月には、新型スイフトの登場が予想される。

 海外でも定番車種だから、走行安定性、乗り心地、燃費、安全装備などは向上させるが、車両の性格やサイズはあまり変えない。

 全長は3900mm以下で、居住空間や荷室の広さも改善を加える程度だ。パワーユニットは1.2Lマイルドハイブリッドを改良して搭載する見込み。

 そうなると新型スイフトの影響を最も強く受けるライバル車はヤリスだ。

 全長は3940mmと少し長いが、4m以内には収まる。後席の足元空間は狭めで、基本的には2名以内の乗車で使うコンパクトカーだ。

 スイフトに似た商品性で、ヤリスには乗り心地やエンジンノイズの不満が伴うから、新型スイフトのほうが満足度は高い可能性もある。ヤリスを買うなら新型スイフトと比べて判断したい。

 ノートはハイブリッドのe-POWER専用車だから、商品の性格と価格帯がスイフトとは異なる。200万円以下のグレードは用意されず、全長も4mを上回る。

 ノートとスイフトは直接的には競合しないから、新型スイフトと比べて選ぶ必要もないだろう。

 フィットは全長が4mを下回り、1.3LのNAエンジンを搭載するホームの価格は約177万円だ。フィットのボディサイズと価格はスイフトに近い。

 ただしフィットは空間効率を重視しており、身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つ半に達する。

 前後方向の足元空間は、CR-Vと同等だ。一方、現行スイフトの足元空間は、握りコブシ1つ半に留まる。

 前述のとおり前席を優先させたコンパクトカーだから、ファミリー指向のフィットとは性格が異なる。つまりフィットも、新型スイフトの登場を待つ必要はない。

●結論:ヤリス…今は待ちか。判断難しい/ノート&フィット…今買っても後悔しないでしょう

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