■ホンダ 新型ステップワゴン(2022年5月デビュー予想)vs トヨタ ノア/ヴォクシー&日産 セレナ
●現行ノア/ヴォクシー、セレナは買い?
新型ステップワゴンは、すでにティザーキャンペーンを開始している。
新型ノア/ヴォクシーとの真っ向勝負を避けるため、内外装のデザインはシンプルで、リラックスできる雰囲気に仕上げている。
新型ステップワゴンはノア/ヴォクシー同様の3ナンバーボディとなり、さらにホンダの低床技術により車内はノア/ヴォクシーより車内は少し広くなりそうだ。
だが内外装の質感、各種安全装備と運転支援機能、燃費性能ではノア/ヴォクシーがかなり強力だ。
あの顔つきが気に入ったなら、ステップワゴンの登場を待たずに買っても損しない可能性が高い。
一方、セレナも2022年の9〜12月頃にフルモデルチェンジする予定。燃費を含めてe-POWERの機能を向上させ、現行型では曖昧な操舵感、プロパイロットの作動なども改善するはず。
新型セレナはノア/ヴォクシーとステップワゴンの後に登場するから、これらのライバル車に比べて商品力と割安感を強めないと、売れゆきを伸ばせない。
渾身の開発を行うため、セレナを買うなら可能な限り次期型を待ちたい。
●結論:ノア/ヴォクシー…今買っても後悔しないでしょう/セレナ…今は待ちか。判断難しい
■トヨタ 新型プリウス(2022年12月デビュー予想)vs ホンダ シビック
●現行シビックは買いか?
今年末には新型プリウスが発売されるが、スポーティなシビックの6速MTを買いたいユーザーは、待つ必要はないだろう。プリウスとは車両のキャラクターが大幅に異なるからだ。
しかし、上質なミドルサイズハッチバックが欲しいために、シビックのCVT仕様を買いたい場合は待つほうがいい。
今年インサイトが廃止され、シビックにハイブリッドのe:HEVが加わる見込みだからだ。これは新型プリウスのライバル車になる。
現行シビックは走行安定性が優れ、今年登場するe:HEV搭載車は、乗り心地にも配慮したバランスのいいクルマになる。
気になるのはシビックハイブリッドの価格で、仮に現行シビックに40万円が上乗せされると、360万〜400万円に達する。
しかし新型プリウスを意識して、ハイブリッドをガソリンターボのシビックに近い価格とすれば、上質感も踏まえると対抗できるだろう。
●結論:シビック…今買っても後悔しないでしょう
■スバル 新型インプレッサ(2022年8月デビュー予想)vs マツダ3
●現行マツダ3は買い?
今年8月には、インプレッサが新型にフルモデルチェンジする可能性が高い。
最近のスバル車は、よくも悪くもスポーティ感覚を強め、後方視界などが悪化してリラックス感覚も薄れた。その代わりに運転感覚は、機敏な方向へ発展している。
そうなるとインプレッサもスポーティ感覚を強め、マツダ3の性格に近づくことが考えられる。新型インプレッサを見てから、マツダ3を購入する方法もあるだろう。
またマツダ3は2021年10月に商品改良を行ったので、今年も10〜12月に、再び手を加えることが考えられる。
つまり今年の後半には、インプレッサのフルモデルチェンジとマツダ3の改良が実施されるわけだ。ミドルサイズ同士で比べて選びたい。
特にマツダ3の2Lガソリンエンジン搭載車を希望する場合、インプレッサと動力性能や価格が近似するので、待って選ぶ価値も高まる。
●結論:マツダ3…今は待ちか。判断難しい
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