■V6 V8 V12すべてに対応可能なプラットフォーム… パワートレーンはどうなる?
プラットフォームは新開発のFRベースとなる予定で、それを4WD化する。
過去にFFやGTC4ルッソで独創的な4WDシステムを投入したマラネッロのことだから、プロサングエ用にも我々をあっと驚かせる駆動システムを採用することだろう。
それはさておき、問題はパワートレーンだ。ちなみにこの新しいプラットフォームはV6、V8、V12全てに対応するフレキシビリティを持つ。
順当に考えて、296GTBに積んだV6プラグインハイブリッドが最有力候補である。けれども、前述した先行する高性能スーパーSUVたちは軒並みV8エンジンを積んでいる。
また、ウルスはフェイスリフトの直前にプロサングエ登場を意識した限定モデルとして、ベンテイガスピードと同じW12ツインターボを搭載したグレードをリリースする可能性も取り沙汰されている。
となればマラネッロとしてはプロサングエをいきなりクロスオーバー界の頂点に据えるために、なりふり構わず新開発のV12NA+プラグインハイブリッドを積んでくる可能性も否定できない。
■いきなりの「1000psオーバー」の可能性も!!!
マラネッロが新型車にいきなり2種類のパワートレーンを用意する可能性は低いから、V12PHEVのスペシャルモデルからリリースしこれを限定販売、プロサングエの名声を一気に高めておいて、量販シリーズであるV6PHEVをデビューさせ、他ブランドと同様にビジネスの柱とするのではないだろうか。
V12PHEVとなればV8PHEVのSF90シリーズを超えるパフォーマンススペックになることは間違いなく、いきなり1000psオーバーとなることは間違いない。
また、V6PHEVも296GTB用で830psだから、これにSUV用としてふさわしい最大トルクを与えるリセッティングを施したとしても既存のライバルたちを超える800ps以上となるだろう。
今年5月4日には奇しくもフェラーリは新型車にV12エンジンを搭載することをアナウンスしている。800psと1000psのプラグインハイブリッド2本立て、となればクロスオーバーSUV界でも王者となることは間違いない。
年末に予定されているプロサングエの正式発表を待ちたい。
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