知らない人が多数の穴場車なれど超コスパよしのお薦め高配当カー 5選

穴場カーを掘り起こせ! 個性あり、コスパ良し! 高配当車5選

 世の中には、とびきり個性的で高価なモデルから、没個性ながらコストパフォーマンスの高さで評価されるものまで、数え切れないほど多くの車種が存在する。そんななか、しっかり個性があり、なおかつ価格面でも満足できる内容があっても、そこまで有名ではないクルマも意外に多い。この記事では、そうした穴場的モデルにスポットを当てて紹介していこう。

文/長谷川 敦、写真/ダイハツ、トヨタ、ホンダ、スズキ、Newspress USA

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超穴場なお買い得モデル 「ダイハツ アルティス」

穴場カーを掘り起こせ! 個性あり、コスパ良し! 高配当車5選
現行型ダイハツ アルティス(写真はFF仕様)。トヨタ カムリがOEM供給されるモデルで、外観上の違いもノーズのエンブレムがダイハツになっている程度だ

 2000年、ダイハツから同社のフラグシップモデルとなる4ドアセダンが発売された。「Altitude(高い地位)」という英語から作られた「アルティス」の名を持つそのセダンは、当時ダイハツと提携関係にあったトヨタのカムリがOEM供給されたもので、ベースとなった6代目カムリが代変わりする2001年まで販売。事情が事情だけに仕方ない点はあるが、短命に終わったモデルだ。

 2001年には2代目アルティスが登場。今回もカムリのバッジモデルであり、以後アルティスは、現在に至るまでカムリのダイハツ版である点に変わりはない。

 現在ダイハツはトヨタの完全子会社となっていて、両社の協力関係はそれ以前よりさらに強化されている。そのためお互いのOEM供給も盛んで、トヨタのパッソ、ルーミー、ピクシスシリーズなどがダイハツ製だ。

 そして現行型のアルティスは2017年にデビュー。もちろんカムリのモデルチェンジに合わせた登場であり、現行5代目アルティスは10代目カムリとほとんど同じクルマと言って差し支えない。

 だが、アルティスの知名度がカムリに比べてだいぶ低いのも事実だ。実際、この記事でアルティスの存在を知った、あるいは再認識したという人も多いはず。他のダイハツ車ラインナップからやや浮いている感さえあるアルティスだが、実はカムリに比べてお買い得な面がある。

 現行アルティスのラインナップはFFとE-Fourの2種で、カムリではGグレードにあたる。ベーシックなFFで比べると、アルティスの価格が405万3000円に対してカムリは379万4000円(いずれも消費税込み)と、カムリのほうが安い。

 しかし、アルティスにはカムリでオプション設定になる電動チルト&テレスコピックステアリングやシートヒーターなどが標準装備されていて、これをすべてカムリに装備するとアルティスが数万円お得になるのだ。だが、カムリでは設定可能なコネクテッドシステムなどがアルティスでは装着できず、この点では少し不利と言える。

 アルティスの魅力はその希少性にもある。なにしろカムリに対するアルティスの売り上げはわずか0.5%と少ない。これだけを見るとマイナスポイントにも思えるが、今や貴重なセダンでさらにカムリのOEMという希少車なのを個性と考えることもできる。品質はカムリそのものなので折り紙付きで、価格面でも割高感はない。こんなモデルこそが穴場カーと言えるだろう。

ハイブリッドセダンの狙い目か? 「ホンダ アコード」

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日本国内では2020年2月に販売が開始された現行型ホンダ アコード。海外では2017年から展開されていたモデルで、当初国内での販売予定はなかったという

 次に紹介するのは、アルティスのベースモデルであるカムリのライバルとでも言うべき存在。それがホンダ製ロングセラーセダンの「アコード」だ。初代の発売は1976年で、以降はホンダのフラグシップ的存在として君臨し続けている。

 そんなアコードも現行モデルで10代目。現在はホンダのタイ工場で製造されたものを日本国内で販売している。この10代目アコードは直噴ターボエンジンモデルもラインナップするが、日本市場ではハイブリッド車のみを展開。2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」が搭載される。

 現行アコードの魅力はこのe:HEVにある。シリーズ最高出力こそ公表されていないものの、2リッターガソリンエンジンを主に発電に使用し、ふたつの電動モーターで1560kgの車体を軽々と加速させる動力性能は秀逸。さらにSPORT/NOMAL/COMFORTのモード切り替えも行える。

 エクステリアも高級感があり、十分な容量が確保されたラゲッジスペースもセダンモデルならでは。国内での販売価格が税込み465万円というのは少々高めな気もするが、それに見合う内容はあると言える。

 今やSUVにその座を奪われた印象もある4ドアセダンだが、乗用車としての魅力はまだまだ健在。そのうえ現行型のアコードなら、好フィーリングかつパワフルな動力系とファインチューニングされた車体、さらにHonda SENSINGなどの安全装備が充実しているなど、購入を検討する価値は十分にある。

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