知らない人が多数の穴場車なれど超コスパよしのお薦め高配当カー 5選

ハイブリッドセダンの狙い目か? 「ホンダ アコード」

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日本国内では2020年2月に販売が開始された現行型ホンダ アコード。海外では2017年から展開されていたモデルで、当初国内での販売予定はなかったという

 次に紹介するのは、アルティスのベースモデルであるカムリのライバルとでも言うべき存在。それがホンダ製ロングセラーセダンの「アコード」だ。初代の発売は1976年で、以降はホンダのフラグシップ的存在として君臨し続けている。

 そんなアコードも現行モデルで10代目。現在はホンダのタイ工場で製造されたものを日本国内で販売している。この10代目アコードは直噴ターボエンジンモデルもラインナップするが、日本市場ではハイブリッド車のみを展開。2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」が搭載される。

 現行アコードの魅力はこのe:HEVにある。シリーズ最高出力こそ公表されていないものの、2リッターガソリンエンジンを主に発電に使用し、ふたつの電動モーターで1560kgの車体を軽々と加速させる動力性能は秀逸。さらにSPORT/NOMAL/COMFORTのモード切り替えも行える。

 エクステリアも高級感があり、十分な容量が確保されたラゲッジスペースもセダンモデルならでは。国内での販売価格が税込み465万円というのは少々高めな気もするが、それに見合う内容はあると言える。

 今やSUVにその座を奪われた印象もある4ドアセダンだが、乗用車としての魅力はまだまだ健在。そのうえ現行型のアコードなら、好フィーリングかつパワフルな動力系とファインチューニングされた車体、さらにHonda SENSINGなどの安全装備が充実しているなど、購入を検討する価値は十分にある。

ワゴンRの血脈が生きる! 「スズキ ソリオ」

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現行型スズキ ソリオ。「ソリオ」はスペイン語で「玉座」を意味する。車幅は1645mmで、5ナンバー規格の上限である1695mmに対してまだ余裕がある

 1993年に発売されたスズキの軽トールワゴンが「ワゴンR」。ありそうでなかった軽自動車サイズトールワゴンのワゴンRは、軽自動車に革命を起こしたと言われるほどのインパクトをもたらし、大ヒットモデルに成長した。

 そのワゴンRを拡大して1リッターエンジンを搭載したのがワゴンRワイドだが、そこからワゴンRプラス、ワゴンRソリオと車名が変更され、2010年からは「ソリオ」が独立した名称になった。

 とはいえソリオがワゴンRの系譜にあるモデルなのは間違いなく、コンパクトで使い勝手の良いトールワゴンというコンセプトは現在まで継承されている。

 そんなソリオの現行型は2020年にデビューしている。時代のニーズに合わせて先代よりもボディサイズは拡大されているが、それでも5ナンバーサイズの限界よりは余裕があり、コンパクトな車体を生かした取り回しの良さが特徴になっている。

 ワゴンRが登場した時代とは違って、現在のソリオにはライバルも多い。代表格がダイハツのトールとその兄弟車であるトヨタ ルーミーだが、現行型ソリオの販売成績は好調だという。

 現在のソリオは拡大されたホイールベースや車幅のおかげで室内空間に余裕ができ、荷物の積載量も増えている。動力系はマイルドハイブリッドとガソリンエンジンの2タイプが用意され、上級グレードのHYBRID MZでも4WD仕様で214万8300円とそこまで高額ではない。ガソリンエンジンの2WDなら約158万円と、お買い得だ。

 トール/ルーミーに比べるとやや地味な印象はあるが、ソリオは実に良くできたトールワゴンであり、こちらもまた穴場カーの一台と言える。

次ページは : わずか4年の命に終わった穴場カー 「スズキ バレーノ」

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