新型アルファードへ求めるものはコレだ
パワートレインは、ガソリン2.5Lを残しつつも、メインになるのはハイブリッドだろう。また、レクサスNXに搭載されている2.4Lターボやプラグインハイブリッドの選択肢があっても面白いと思う。
巨体を過不足なく動かすには、トルクフルなパワーユニットが必要だ。ターボで過給するかモーターパワーを使うか、あるいはその両方か。新型にはモアトルクを期待したい。シャシーにはTNGAプラットフォームが採用されるはずだ。低重心化と剛性アップで、走りの質感はさらに高まる。
3代目では、音(防音・遮音)に対してこだわりを見せた。新型では揺れや振動の低減にどこまで踏み込めるかがカギとなりそうだ。単純にボディの強さ、硬さを上げるだけではなく、あえて揺らすことによって快適になることもある。乗り心地については、足し算で改善できる次元を超えたと思うアルファード。あえての引き算から生まれる価値を、見出してほしい。
3列目シートでは、床下格納などの工夫が見たいところだが、跳ね上げ式を残すというのであれば、掟破りの4人乗り仕様を作ってもいいのではないか。ミニバン=多人数乗車という概念は、現行型の登場とともにおいてきたはず。ミニバンでも4人乗りはアルファードなら通用すると思う(編注:モデリスタから4人乗りのロイヤルラウンジが2019年まで販売されていた)。
ランクル(LX)のようなイメージで3列目を取り払い、ミニバンだからこそできる4人乗りの価値を提案できるのはアルファードにしかできないだろう。7人・8人乗りだけでなく、4人乗りグレードの常設を熱望する。
長納期という問題を抱え、異例のオーダーストップとなったアルファード。次期型へ期待を高める時間は充分ある。2023年に、どんな驚きを運んできてくれるのか。すでに登場が楽しみで仕方ない。
【画像ギャラリー】大人気アルファードにも気になるところが!! 最後の特別仕様車も加わった現行モデルを見る(13枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方