2022年7月13日、ダイハツから2代目ムーヴキャンバスが発売された。これまで購入者の9割が女性だったムーヴキャンバスだが、フルモデルチェンジにあたりシックな見た目「セオリー」を追加設定。ターボエンジン搭載をはじめ中身も進化を遂げ、乗り味と使い勝手が向上した新型に迫る!
●ムーヴキャンバスの進化のポイント
・先代から好評の可愛らしさは保ちつつ、外観と内装を時代に合わせて進化!
・“すっきり系”の可愛らしさに進化した「ストライプス」と、大人の価値観をにじませる「セオリー」。これら2タイプを設定。
・新世代DNGAプラットフォームを採用し、待望のターボを初搭載。走りが劇的に進化。さらに「ホッとカップホルダー」など機能も充実。
※本稿は2022年7月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部、撮影/茂呂幸正
初出:『ベストカー』2022年8月26日号
■中身大進化。等身大のわがままを盛り込んだ「ずっと付き合いたい一台」に
「進化」。2代目ムーヴキャンバスはこの言葉が散りばめられているモデルである。「中身も進化」と書いたが、もちろん外観も進化している。
外観の話の前に、2代目は「ストライプス」と「セオリー」という2タイプを用意。
「ストライプス」は、9割が女性ユーザーという先代からの可愛らしさを継承するタイプ。
一方の「セオリー」はシックで落ち着いた雰囲気で、どこか男性的な匂いのセオリーを設定した部分が、ムーヴキャンバスのひとつの進化といえる。
この2タイプの大きな違いは
1.ストライプスは2トーンのみでセオリーはモノトーンのみ。
2.専用ホイールキャップの色あいが異なり、セオリーにはサイド部にライン入り。
3.写真のように内装のカラーパターンが異なる。
……ということだが、ストライプスを見て「先代と変わり映えしないね」と思っている方も多いだろう。商品企画担当の松田梨江氏はこう語る。
「好調だった先代モデルのイメージを崩さないで、進化を重視しました。
第一にデザインで、おおらかで丸い感じのシルエットは維持し、今の時代の可愛らしさとデザインを進化させました」
今の時代の“すっきり系の可愛らしさ”を、例えばグリルに注入。つるっとすっきりした雰囲気に仕上がっている!
そして中身の進化部分。まずはタントで大好評のプラットフォーム、新世代のDNGAの採用。しっかり感を味わえる乗り心地だ。
さらに、待望のターボエンジンを新設定したことも大きな進化。タフトのターボをブラッシュアップし、D-CVTとの組み合わせで軽快に走る。
先代から好評の「置きラクボックス」や、スライドドアの新機能設定など、ユーザーが求める使い勝手部分にも進化あり。
毎日がキラキラするに違いない、“第2章”になりそうだ。
●ダイハツ 新型ムーヴキャンバス主要諸元(ストライプスGターボ)
・全長:3395mm
・全幅:1475mm
・全高:1655mm
・ホイールベース:2460mm
・最小回転半径:4.4m
・車両重量:900kg
・エンジン:658cc、直3DOHCターボ
・エンジン出力:64ps/10.2kgm
・トランスミッション:CVT
・WLTCモード燃費:25.2km/L
・価格:179万3000円(2WD)
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