ダイヤと乗り心地を考えながら走行している
高速車のパワーと走行能力は理解していただけたと思うが、結構な余裕を見込んで走っている。これはダイヤ通りに走るということもあるが、燃費や乗客の乗り心地を考慮してのことだ。高速道路で高速バスは一定の速度で走っていて乗客にリラックスしてもらうため、過渡な加速度を感じさせないような運転をしている。
一定の速度で(定速で)走っていて前のクルマに追いついたらその都度抜いていくという方法で、無理に抜いたり必要以上に譲ったりもしない。基本的に走行車線を定速で走っているので、バスにブレーキを踏ませるような、抜いた後の直前への割り込みや本線上での無用で急なブレーキ操作は慎みたい。
高速バスに付いていけば燃費向上!?
逆説的にとらえると、高速バスの後に車間距離を取ってくっついて走っていれば、燃費の良い定速走行ができるので、プロの技を手に入れることができる。ただし背の高い高速バスが前にいると、その前方は見えにくいので十分な車間距離で前方もバスも見えるように走るのがコツだ。
長距離を走行する場合、高速バスは200kmあるいは2時間ごとに必ず車両点検を兼ねた休憩をするので、それに合わせて自身も休息すると安全面でも安心だ。もちろん高速バスのダイヤに自分が合わせることにはなるが、機会があればプロの技を盗むことで、自分の運転の上達につなげることもできる。
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