【トヨタ、日産各メーカーから厳選】彗星の如く消えた人気車たち

爆発的ヒットを経て昨年消滅したウィッシュ

初代ウィッシュ(2003-2009年)/ストリーム対抗として特に初代は大ヒット車となり、2代目(左)も発売当初は月5000台を販売する月も珍しくなかったが、販売は次第に尻つぼみに

比較的長く販売され、人気車に定着しかけたものの、最盛期は短かった例ではウィッシュも忘れ難い。2003年に初代モデルが登場したウィッシュは、2000年にホンダから登場した初代ストリームのフォローワー(後追い)である。

5ナンバーサイズで1600mm程度の全高ながら、現在でも十分通用する3列目シート、“そう不満なく大人が乗れる”初代ストリームと同等の室内&ラゲッジを確保。さらに初代ストリームが普及グレードに1.7Lエンジンを搭載したのに対し、ウィッシュは1.8Lを搭載した。

また、初代ストリームがシビックベースだったのに対し、ウィッシュは1クラス上のプレミオ&アリオンがベースで、全体的に質感が初代ストリームより高く、ストリームが開拓した市場をゴッソリ奪っていった。

その販売台数は、初代が登場した2003年累計で約16万台(月平均:1万3000台以上!)を記録し、初代ストリームが2003年に約3万5000台(月平均:約3000台)しか売れなくなったほどだった。

しかし、2代目となって約5年経過した2014年あたりから、5ナンバーミニバンにおいてシエンタ&フリードのコンパクトミニバンと、ノア三兄弟&セレナ&ステップワゴンが三強をなすミドルハイトミニバンの勢力が拡大。

2代目ウィッシュの販売も低迷が始まり、月販台数が最盛期の約20分の1となる600台ほどとなった2017年10月に販売を終了した。ウィッシュの凋落は車そのものにさほど問題はなく、時代の流れ、移り変わりが大きかった。

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