走り、装備 4年目の深化と進化 レクサスUXマイナーチェンジ

走り、装備 4年目の深化と進化 レクサスUXマイナーチェンジ

 2022年7月7日、レクサスはコンパクトSUVの「UX」をマイナーチェンジし発売した。

 発売から約4年を迎えたレクサスUX。公式リリースにて「都会派コンパクトクロスオーバーUXの更なる深化と進化」と銘打たれた、その中身を詳しく見ていこう。同時設定された特別仕様車2車についても触れる。

●レクサスUX価格帯
・UX200(2.0L・直4)…400万3000~483万6000円
・UX250h(2.0L・直4+モーター)…435万9000~545万7000円


※本稿は2022年7月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年8月26日号

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■ボディを鍛え上げ、安全性を磨き上げ、新たなスタートを切る

マイナーチェンジを実施したレクサスUX。「ボディ剛性の向上」と「先進装備の進化」が図られている。画像はUX250hの特別仕様車“F SPORT Emotional Explorer”
マイナーチェンジを実施したレクサスUX。「ボディ剛性の向上」と「先進装備の進化」が図られている。画像はUX250hの特別仕様車“F SPORT Emotional Explorer”

 2018年11月に発売となったレクサスのコンパクトSUV、UXがマイナーチェンジを受けた。

 今回のマイナーチェンジをひと言で表せば、それは「走りの深化」と「先進装備の進化」となる。

 走りの深化のために手がけられたのが、ボディ剛性の向上だ。

 およびバックドア周辺のボディ開口部スポット溶接打点を計20点追加。それに合わせ、EPSやアブソーバーなどを再適合し、ドライバーの意図に忠実で、リニアな応答が追求された。

 またFスポーツには、シャープなハンドリングと優れた乗り心地・静粛性を叶えるパフォーマンスダンパー、さらに大きなうねりと細かな凸凹の複合路面でも優れた操舵応答性と安定感を実現する「AVS*」が標準装備とされた。

大型化/高輝度化した12.3インチディスプレイで使い勝手が向上したインパネまわり
大型化/高輝度化した12.3インチディスプレイで使い勝手が向上したインパネまわり

 先進安全装備の進化では、「レクサス・セーフティ・システム・プラス」の機能拡充が挙げられる。

 プリクラッシュセーフティの対応領域が拡大され、交差点右折時の前方対向車両、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能になったほか、「レーントレーシングアシスト」の支援範囲拡大など、大進化を遂げた。

 レクサス製SUVのエントリーモデル、UX。今回受けたマイチェンにより、新たなユーザーを獲得することになるだろう。

*AVS=Adaptive Variable Suspension system…アクティブサスペンションシステムのトヨタにおける名称

●レクサスUXの主な進化POINT
・ボディのスポット溶接打点を20点追加しボディ剛性強化。EPSやアブソーバーの再適合
・18インチランフラットタイヤ新規開発。トレッドパターンの工夫でロードノイズ低減
・Version Lの標準装備タイヤをランフラットから新規設定のノーマルタイヤに変更
・F SPORTにパフォーマンスダンパーとAVSを標準設定
・「プリクラッシュセーフティ」の対応領域拡大、「レーントレーシングアシスト」の支援範囲拡大、「レーダークルーズコントロール」にカーブ速度抑制機能追加など、『Lexus Safety System+』の機能拡充
・利便性向上のため、マルチメディアシステム、コネクティッドサービスを刷新

次ページは : ■特別仕様車2車を同時設定

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