あっぱれ! 新車の初期品質調査でダイハツが総合1位! どうしちゃったんだトヨタ 国産最下位の衝撃!!

■セグメント別でもダイハツが圧倒! 4セグメントで首位を獲得

セグメント別のTOP3。ダイハツ車は4セグメントで1位を獲得。出典:J.D.パワー「2022年日本自動車初期品質調査」
セグメント別のTOP3。ダイハツ車は4セグメントで1位を獲得。出典:J.D.パワー「2022年日本自動車初期品質調査」

 しかも、ダイハツはセグメント別ランキングでも8セグメント中、4セグメントで1位となった。ダイハツが開発・生産・販売している、ロッキー(トヨタライズ)、トール(トヨタルーミー)が1位となり、1位となったトヨタパッソもダイハツの開発・生産なので、それを含めると5セグメント1位となり、軽自動車、コンパクトクラスでは圧勝ということになった。

<br>ダイハツ独自開発のシリーズハイブリッド、e-スマートハイブリッドを搭載したロッキープレミアムG HE

ダイハツ独自開発のシリーズハイブリッド、e-スマートハイブリッドを搭載したロッキープレミアムG HE


【セグメントアワード】
軽ハイトワゴン第1位:ダイハツキャスト
軽スーパーハイトワゴン第1位:ダイハツムーヴ キャンバス
コンパクト第1位:トヨタパッソ
コンパクトSUV第1位:ダイハツロッキー
ミッドサイズ第1位:スバルインプレッサ
ミッドサイズSUV第1位:スバルフォレスター
コンパクトミニバン第1位:ダイハツトール
ミニバン第1位: ホンダステップワゴン

■ラグジュアリーブランドではレクサスが1位

ラグジュアリーブランドではレクサスがメルセデス・ベンツに6ポイント差で首位に輝いた。出典:J.Dパワー「2022年日本自動車初期品質調査」
ラグジュアリーブランドではレクサスがメルセデス・ベンツに6ポイント差で首位に輝いた。出典:J.Dパワー「2022年日本自動車初期品質調査」

 ラグジュアリーブランドでは、BMW(176PP100)、メルセデス・ベンツ(175PP100)を抑えて、レクサス(169PP100)が、不具合指摘が最も少なく、ランキング1位となった。

 ちなみに2021年の同調査ではレクサスがブランド首位(111PP100)、マスマーケットブランドではダイハツが、不具合指摘数が最も少なく、1位(120PP100)となっている。

■不具合指摘が多い箇所はどこ?

最も多い不具合指摘項目は、車線逸脱ワーニング/レーンキープアシストの「 警告がわずらわしい」だった。写真はイメージです
最も多い不具合指摘項目は、車線逸脱ワーニング/レーンキープアシストの「 警告がわずらわしい」だった。写真はイメージです

 さて、気になるのは不具合指摘が多かった箇所。9カテゴリー中、最も不具合指摘が多かったのは「インフォテインメント(24.8PP100)」だった。

 「車載ナビゲーションシステム -分かりにくい/使いにくい」、「タッチスクリーン/ディスプレイ – 使いにくい/操作しにくい/分かりにくい」、「車載音声認識コマンドを認識しないことがよくある/分かりにくい/使いにくい」などの不具合指摘が多かった。

 インフォテインメントは、ブランド間の不具合指摘数の差が最も大きいカテゴリーで、最少は17.6PP100、最多では84.3PP100と、66.7ポイントもの差がみられた。

 最も多い不具合指摘項目は、車線逸脱ワーニング/レーンキープアシストの「 警告がわずらわしい」となり、2年連続で最多不具合指摘項目だった。

 2021年に比べると不具合指摘数は減少し(2021年:6.3PP100→2022年:5.6PP100)、機能の品質改善は進んでいるとみられるものの、依然として多くのユーザーが不具合を感じている。

 ちなみに米国で行われている同調査(J.D. Power 2022 U.S. Initial Quality StudySM)でも、この項目の不具合指摘数は上位項目だが、米国の調査結果(4.1PP100)に比べても日本の不具合指摘数は多いという。日本の道路、交通事情に即した機能の改善が望まれる。

新型車のオートライト義務化が2020年4月1日から始まった。写真はイメージです
新型車のオートライト義務化が2020年4月1日から始まった。写真はイメージです

 また、オートライト義務化(2020年4月以降に発売となる新車、継続生産車は2021年10月~)へのメーカーの対応が不具合指摘の増加要因となっている。

 「車外ライトのスイッチ類が分かりにくい/使いにくい/場所がよくない」という不具合指摘は2021年の1.3PP100から1.6PP100へと増加しており、関連するコメントとして「点灯/消灯タイミングの不自然さ」や「ライトを完全にオフにできない」などが挙げられている。

 現在のオートライト機能がユーザーの利用感覚に合わないとする不具合指摘であり、機能そのものの改善に加え、販売時のユーザーへの仕様説明も改善が望まれる。

【画像ギャラリー】新車の初期品質調査でセグメント1位になった、不具合の指摘が少ないクルマはこれだ!(6枚)画像ギャラリー

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