■「シャトルがラインナップにあるだけで頼もしかった」
シャトルはもちろん多くの消費者に支持されたモデルではあったが、販売店の営業マンにも頼もしい存在だった。ホンダには広いクルマが欲しいという需要に対して、ミニバンならステップワゴン、ミドルミニバンのフリード、軽自動車ならN-BOXという3つの矢がある。
ではシャトルはどういう層に向いていたのだろうか。首都圏のディーラーマンが語ってくれた。
「例えば自営業の方で仕事にも自家用にもクルマを使いたいというお客さまも多くいらして、その場合はシャトルは派手過ぎず地味すぎず絶妙のモデルでした。あとは中高年のユーザーさんでお子さまも独立された家族構成だと、3列シートのステップワゴンは必要ないけど軽自動車だとちょっとという方が多くいます。
その際にも絶妙な立ち位置でいてくれるのがシャトルだったんですよね。シャトルがあるからセールス面でも他社より強く出れるという部分は大いにありました」。
またマンションの立体駐車場などでは1550mmの全高に収まるか否かで月極料金が異なるケースが多くあり(1550mmを超えるとハイルーフ料金となり高額に)、1700mmをオーバーするフリードを選べない顧客の救世主になっていたという。
地味ながらもとてつもなくいい働きをしたシャトル。販売現場の功労車ではあるが直接の後継車種は特に存在しない。しばらくはフリードがその代替車種として君臨していくだろう。またいつかシャトルの復活を期待したい。
【画像ギャラリー】惜別希少5ナンバーワゴン!! 実は超豪華なシャトルの内装を徹底公開(14枚)画像ギャラリー














コメント
コメントの使い方2021年以降のシャトルの販売にはフィットのモデルチェンジの影響があったのでは?モデルとしては晩年だったしモデルチェンジすれば駆動方式がehevになることは明確だった。
個人的にはシャトルはフィットの上級モデルだったからノートオーラの対抗として出してくれないかな。
後期型ジェイドRS乗りですが、シャトルは名車だと思います。
個人的に、外観のデザインや後席の居住性、走りはジェイドの方が良いと思いますが、荷室容量や荷室の使い勝手はシャトルの方が上ですね。
あのサイズのボディからは想像出来ないくらい荷室が広いです。流石パッケージングのホンダですね!
新型出て欲しいですね〜。シャトルe:HEVを待っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どうしても5ナンバーで使い勝手と静粛性の良い車を求めるなら、今フィールダーを買うしかないですね。
なぜなら買われない物は必ず販売が終わるからです。どんな潜在需要があっても、実際に購入者がいない=需要が無いということです。消えます