■洗練された欧州スポーツの味わい!
GT-Rも、新車は1000万円超え。中古の最安クラスでようやく600万円前後だ。GT-Rのカリスマ性は凄まじいが、十数年落ちでようやく新型Zの新車と同価格帯では、はるかに割高に感じてしまう。ロードスターやGR86/BRZは、さすがにクラスが違いすぎる。ここはやはり、ヨーロピアンスポーツにお出ましを願うしかなかろう。
●アルピーヌ A110
811万円からと、これまた新型Zより少しお高いが、なにしろ新車が買える。受注生産につき納期は半年から8か月程度かかるが、新型Zに比べれば、1年以内に納車可能というだけで、ありがたくて涙が出る! 中古なら600万円台からなので、ほぼ同レベルになる。
エンジンは1.8Lの4気筒ターボ。新型Zの3.0L V6ツインターボの迫力にはかなわないが、なにせミッドシップだ。スペシャル感は非常に強い。実物は、その存在感ゆえ、なぜかサイズよりもデカく見える。もちろん走りは本物だ。
新型Zに対して、そこはかとない優越感を抱くことも十分可能だろう。残念なのは、ヨーロピアンスポーツなのに、MTの設定がないこと。そこだけは痛い。
●ポルシェ 718ケイマン
なにしろポルシェだ。しかもケイマンはZ同様、MTが選べる。これぞ真の対抗馬と言っていいかもしれない!
現行モデルである718ケイマンの新車価格は768万円から。新型Zより少しお高いが、こちらも半年から1年待てば新車が納車される。ありがたいじゃないか! ポルシェディーラーで新車をオーダーするなんて、本当にスペシャルな体験だ。一生の記念になるだろう。
新型Zは、最後のZになる可能性が高いが、ケイマンも次期モデルはEV化されるともっぱらの噂だ。つまりガソリンエンジンのケイマンはこれがラスト。Zほどではないにせよ、下取りの下落は最小限だろう。
しかもケイマンは中古車が豊富だ。中古車なら即納だし、初代なら100万円台から流通している! フェアレディZは、先代や先々代はぜんぜん魅力的じゃないので新型の代わりにはならないが、ケイマンは初代や2代目でもまったく問題ない。むしろそっちなら、もれなく水平対向6気筒エンジン(2.7~3.4L)を積んでいる。新型Zの3.0L V6ターボともガチかそれ以上の存在感!
さすがに100万円台はボトムだが、300万円前後で初代ケイマンのMT(ATでもヨシ)を買えば、新型Zを買えなかった悔しさなど木っ端微塵になるはずだ。
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コメント
コメントの使い方価格だけ比べたバカ記事。
ケイマンは素では何もついてないからオプションで軽く200万は掛かるくらい知らないの?