1.5kmに2時間だと! 「ふかや花園プレミアム・アウトレット」オープン最初の週末はどうなったのか?

1.5kmに2時間だと! 「ふかや花園プレミアム・アウトレット」オープン最初の週末はどうなったのか?

 関越道から秩父や長瀞へアクセスする際の出発地点となる花園インターチェンジ。近年、ここと山梨県甲府市をつなぐ西関東連絡道路が部分開通したこともあって利用者が増え、インターチェンジ周辺には道の駅や観光施設が続々と進出している。

 その象徴ともいえるのが、10月20日にオープンした「ふかや花園プレミアム・アウトレット」だろう。関東にオープンするプレミアム・アウトレットとしては、2013年に開業した千葉県酒々井以来ほぼ10年ぶりというひさびさの大規模開発だけに早くから話題を集め、10月19日のプレオープンには、周辺道路がマヒするほどの大混雑を巻き起こした。地域の賑わい創生には有効だが、関越道利用者からは「花園起点の渋滞が増えるのでは」という不安の声も上がっているようだ。

 そこでアウトレットが正式オープンした最初の週末、関越自動車道と周辺道路の様子はどうだったのか。ライブカメラとGoogleマップの混雑情報をウォッチしてみた。はたしてその結果は?

文/ベストカーWeb編集部、写真/Google Map、ふかや商工会、ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】刻々と変化した渋滞の様子はこれ!(23枚)画像ギャラリー

プレーオープンには周辺がマヒする大渋滞!

1.5kmに2時間だと! 「ふかや花園プレミアム・アウトレット」オープン最初の週末はどうなったのか?
プレオープンの10月19日には周辺道路が大渋滞した

「ふかや花園プレミアム・アウトレット」のロケーションだが、関越道・花園インターチェンジからは、接続する国道140号バイパスを経由で1.5kmの位置にある。10月19日にはプレオープンとして地元住民を中心に約3万人が招待されたのだが、平日にも関わらず周辺道路の大混雑を招き、筆者の知人は花園IC出口から駐車場までの1.5kmに2時間かかったそうだ。無関係の空き地に勝手にクルマを放置するよからぬ利用者も現れたという。

 そこで正式オープン後の最初の週末となる10月22日(土)と23日(日)、同様の渋滞が引き起こされるのか観察してみた。

 22日の朝10時からウォッチ開始。圏央道と接続する関越道の鶴ヶ島ジャンクション周辺が激しく渋滞しているが、これは週末の関越道によく起こる渋滞パターンなのでスルーする。いっぽう花園IC周辺には渋滞はなく、アウトレット前のライブカメラもクルマの流れが確認できた。営業開始前からの大混雑を想定していたが、ちと予想外の展開だ。

 いきなり結論を言ってしまうが、この土曜日、アウトレット前の駐車場周辺を除いて、完全に動かなくなるような渋滞は確認できなかった。関越道も終始流れており、夕方に東松山周辺でお決まりの上り渋滞が発生した程度だ。

次ページは : 交差点のライブカメラがダウン!

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