■2022年11月に補正予算発表か?
当然ながら「何をやってんだ!」という強い反発を経産省も受けているそうな。NEVには9月あたりから問い合わせも殺到しているという。そんな意見を受け、どうやら補正予算案を考えているようだ。
内容は「2022年度の補助金と基本的に同じ」。つまり、補助金が売り切れても2023年3月まで同じだけの補助金を付けます、ということ。私の探りだと90%くらいの可能性。
おそらく11月に入ってすぐくらいのタイミングで発表されると予想しておく。気になるのはシームレスなのか、それともタイムラグがあるのか、という点。補助金が売り切れたらすぐ補正予算になるのか、それとも少し間が空くのか、ということ。
今までの例を見ると、「空白の何日か」みたいなケースも珍しくない。予算を成立させる技術的な問題によるもの。隙間に落ち込むと悔しい。
一方、現場はすでに大混乱に陥りつつある。補助金の申請をしてから受け付けられるまで1カ月近いタイムラグがあるとも言われており、11月に入ってからだと微妙。「補助金が出なかったらどうするんだ」という声もディーラーは受けている。
たまたま納期が遅れた、みたいな人だと怒りの対象は完全にディーラーとなってしまう。いくつかのディーラーに聞いたら「値引きで対応するしかないです」。
■補正予算がない場合は登録を2023年4月まで待つべし!
もちろん良心的なディーラーばかりじゃない。その場合、登録を伸ばしてもらうしかないと思う。2022年度の補正予算がなくても2023年度の補助金は間違いない。5カ月待つだけで確実に受け取れる。
電気自動車にかぎらずPHVなども同じ。少なからぬ補助金が出るのだから、使わないと損。もちろん、購入の契約をした時に「補助金が出なくでも買う」と約束しているならダメですが。
参考までに書いておくと、東京都のZEV補助金(個人だと60万円)はまだ予算を残しており、終了時期のアナウンスはなし。経産省も東京都くらいしっかりした予算を組んで欲しい。
とにかく国際公約を守るためには今から電気自動車を増やしていき、2023年には全乗用車の20%くらいを電気自動車にしなくちゃならない。今のペースだとまったく間に合いません。
【画像ギャラリー】残り約46億円!? EV&PHEV補助金は11月に補正予算が組まれるのか?(11枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方「家庭用太陽光発電に補助金を出して増やすことで、電気自動車を走らせる分くらいの電力は作れる」と本気で言ってるんでしょうか?毎回笑わせてもらってます。
雪国は約3か月間発電は望めません。必要な電気量は天気任せの発電方式で賄えるほどなんですかね。太陽光パネルの制作時と廃棄に係る環境負荷など問題が多々あるのですが、そこはは無視なんでしょうか?個人的には地熱発電を推進すべきと考えます。
私も仰る通りと思います。1点だけ地熱発電は現状だと採算が採れなさ過ぎて技術革新を待つ状況ですね。
海上風力も管理とコスト面で完全にマイナス、日本の地形を生かすには小さな所も作れるところは全部水力作り、原子力で間に合わせつつ未来に期待とかでしょうか…。
「補助金出なかったら値引きで対応するのが良心的なディーラー」で値引きしなければ良心的でない、というのはどうかと思います。
ディーラーに伺ったら「補助金は個人で申請するものですので何らかの事情で補助金が出なかったからと言って値引き要請はいたしません」という趣旨の確認書とっているケースが多い、と聞いてます。
何かコタツ記事っぽくて残念です。