■軽バンカスタム市場が激アツ!! アゲ系が超絶ヒット
比較的安価な価格とアレンジしがいのあるスクエアな荷室スペースを備えることで、自分だけの秘密基地感覚でカスタマイズを施し、アウトドアレジャーのお供に活用している人も多い軽ワンボックスバン。
最近では“アゲ系”が流行ってきており、サスペンションに手を加えて車高をアップさせ、大径のオフロードタイヤを装着したワイルドな姿となった軽ワンボックスバンを見る機会も増えてきた。
アフターパーツメーカーからも豊富にカスタマイズパーツがリリースされており、より複雑な形状とした乗用車的なエアロパーツや、LED化が可能な灯火類など、クルマを彩るさまざまなものが存在している。
■商用バン全車オラオラ顔計画はダメ!! 法人ユーザーの数がハンパないのだ
それならいっそ、メーカーも軽ワンボックスバンをもっとオラオラ系の顔にしてしまえばもっと売れるのではないか、と思ってしまうが、実はそうもいかない理由がある。
というのも、いくら軽ワンボックスバンが一般ユーザーのレジャーのお供として人気であるとはいえ、その販売台数の根底を支えているのは本当にビジネスユースで購入している法人ユーザーがほとんど。
実際、2022年4月から9月までの上半期の販売台数を見ても、乗用モデルのエブリイワゴンが7500台ほどであるのに対し、商用モデルのエブリイバンはおよそ2万8000台と4倍もの差が存在しているのである。
もちろんワゴンユーザーが全員個人であるわけでも、バンユーザーが全員法人であるわけでもないが、働くクルマとして購入されるケースの方が圧倒的に多いというのはこの数字からも察しがつくだろう。
となると、ビジネスユースが主となる軽ワンボックスバンをオラオラ系の顔にしても、魅力を感じてくれる個人ユーザーよりも、その顔を敬遠して離れてしまうビジネスユーザーの方が多くなってしまうのでは本末転倒ということになる。
逆に言えば大人しい顔のエブリイが存在しているからこそ、後から追加販売となったスペーシアベースでは思い切ったオラオラ系の顔を採用することができたとも言え、豊富なラインナップがあるからこその棲み分けをえすることが可能となったとも言えそうだ。
逆にダイハツは大人し系フェイスを持ったハイゼットカーゴと、押し出しの強い顔を持ったアトレーバンという風にどちらも商用モデルでありながら差別化を図っている。
オートサロンなどではさらにオラオラ系の顔を備えたコンセプトモデルを参考出品するなど、異なるアプローチで軽ワンボックスバン需要を探っているのも面白いところ。
ダイハツと言えば、スペーシアベースと同じく乗用車であるウェイクをベースにした商用モデルをリリースした先駆者であるが、さらに大人しい顔かつ、リアシートが備わらない2シーターとしたことで販売面で大苦戦した経験があるだけに、こちらの次の一手にも期待したい。
【画像ギャラリー】ハイゼットはもはやアルファード!? オラオラ顔軽バンをイッキ見(20枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方そもそも『オラオラ系』とかいう表現がダサい。
車の顔を表現さらにあたり、5年ちょっと前に生まれた言葉と記憶しているが、エコな運転が叫ばれている昨今、『攻め』のスタイリングの代表名詞とされる『オラオラ顔』みたいな言葉も駆逐されるべき。
なんだ、この薄っぺらい記事は。
個人的に見た目だけならミニキャブ(三菱)の顔が軽トラの中で一番好みなんだけど同士いない?
スペーシアカスタムのグリルもこれの方が良いんじゃない?
今の四角いメッキが散りばめられたようなデザインは酷すぎる
2年後頃にエブリーがMCされると思いますがバンとワゴン車の装備、仕様をきちんと分けて欲しい。ワゴン車は最新ヘッドライト、オラオラ顔で最新装備を期待してます。これだけアウトドアブームで車中泊を求めるユーザーが多いのにメーカーから大人二人が凹凸がなくフルフラットべッドに転回出来る車種が販売されてない。スペーシアBASE、FCタントなど車中泊が可能と言われてますがどれも中途半端で車中一時的休憩車のみ!。
近年じゃかつてのサンバークラシックやらミラジーノやら日産のパイクカーの類いの車が再評価されるようになってきてる風潮だから、逆にそういう車を出せば売れそうではある。フロンテ顔のラパンも結構人気出てるらしい。