マツダ3 eKシリーズ ヤリス… 優柔不断なあなたに薦める人気実用車「ベストパワーユニット」決定戦!!

■三菱 eKシリーズ

日産と三菱の合弁会社NMKVによって開発されたeKクロスシリーズ。NA、ターボ、EVと3つのパワートレーンを持つ
日産と三菱の合弁会社NMKVによって開発されたeKクロスシリーズ。NA、ターボ、EVと3つのパワートレーンを持つ

●三菱 eKシリーズ パワーユニット一覧
・直3、0.66Lマイルドハイブリッド(価格:146万3000~173万8000円)…エンジン:52ps/6.1kgm、モーター:2.7ps/4.1㎏m
・直3、0.66Lターボマイルドハイブリッド(価格:168万8500~182万500円)…エンジン64ps/10.2㎏m モーター:2.7ps/4.1㎏m
・EV(価格:239万8000~293万2600円)…モーター64ps/19.9kgm

 S-HYBRID+ターボが生み出すトルクフルな加速は魅力のひとつ。軽自動車であることを意識せず、64‌psの自主規制があるとはいえ、10.2kgmのトルクによって、低回転からスイスイと加速してみせる。

 最近ではEVモデルが登場して、そのインパクトを奪われてしまった感があるが、冷静に考えれば普通車並みというか、それ以上によく走ってくれるのは言うまでもない。高速巡行をするシーンが多いようなユーザーであればコチラがお薦めとなるのは間違いない。

 だが、ここはあえてNAのハイブリッドモデルを推しておきたい。自然吸気モデルであっても最大トルクが15%も旧型比で増したというエンジンは、新開発 CVTとのマッチングがなかなか。副変速機を廃止、ギア比の上下幅を広げることで、実用域を鋭く加速させてくれるからだ。

 また、S-HYBRIDはリチウムイオンバッテリーを採用したことで、回生エネルギーが約2倍、アイドリングストップ時間が約10%アップ。さらにはモーターアシスト時間が10倍以上に引き上げられているのだ。

 こうした合わせ技があるからこそ、自然吸気モデルだって満足できる走りを展開してくれる。価格も燃費もターボに比べれば有利ということもあるし、ここは自然吸気をお薦めしたい。(TEXT/橋本洋平)

■結論!…直3、0.66Lマイルドハイブリッドがベスト! 満足できる走りを実現。価格や燃費の面でターボより有利!

三菱eKシリーズ パワーユニット別採点表
三菱eKシリーズ パワーユニット別採点表

■トヨタ ヤリス

 トヨタを代表するコンパクトカー ヤリス。特徴はハイブリッドの低燃費っぷり。WLTCモードで36.0km/Lだ
 トヨタを代表するコンパクトカー ヤリス。特徴はハイブリッドの低燃費っぷり。WLTCモードで36.0km/Lだ

●トヨタ ヤリス パワーユニット一覧
・直3、1L(価格:147万~164万5000円)…エンジン:69ps/9.4kgm
・直3、1.5L(価格:154万8000~216万9000円)…エンジン120ps/14.8kgm

・直3、1.5Lハイブリッド(価格:201万3000~252万2000円)…エンジン91ps/12.2kgm、モーター:80ps/14.4㎏m

 ヴィッツからヤリスになり、4気筒だったエンジンは3気筒へ。ヴィッツ時代にも1Lモデルで3気筒モデルを搭載していたが、それはあくまで廉価版であり、振動や回転フィールはお世辞にも誉められた仕上がりではなかったと記憶する。

 そんなネガティブな感覚を払拭してくれたのが、1.5Lのガソリンモデルだ。このエンジンはハイブリッドの1.5Lとは違い、振動対策としてギア駆動式のバランサーシャフトを備えているところがポイントのひとつ。

 ちなみにハイブリッドの1.5Lは1000回転以上の燃焼効率のいい領域で常に回しているため、バランサーシャフトがなくてもイケると判断された。

 走れば低回転から滑らかで高速域までストレスフリーに吹け上がる。これで3気筒アレルギーも払拭だ。(TEXT/橋本洋平)

■結論!…直3、1.5Lがベスト! 低回転から滑らかに高速域までストレスフリーに吹け上がる!!

トヨタヤリス パワーユニット別採点表
トヨタヤリス パワーユニット別採点表

次ページは : ■スバル インプレッサスポーツ

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、ちわっす! 愛車がどれだけ部品を交換してもグズり続けて悲しみの編集…