最強のV6・3.5リッターを搭載しミッションはなんと10速!
エンジンは伝統のV6・3.5リッターを踏襲。とはいえ新設計ゆえに燃焼効率やクリーンさがに格段に進化しており、285ps&36.2kgmという過去最強のパワー&トルクを生み出しつつ、CO2削減にも成功した。トランスミッションはなんと10速ATで、ステアリングのパドルでマニュアルシフトも可能にしている。
ドライブトレインは、ホンダのトルクベクタリング4WD「i-VTM4」の第2世代を搭載。リアデフへ最大70%という強力なトルクがかけられるようになったほか、応答性自体も30%向上しているという。走行状況に応じて5つのドライブモードを選ぶことができ、あらゆる走行ステージに対応する快適さと走破性を兼ね備える。「トレイルウォッチ」というカメラシステムを備えており、悪路での自車の状況をディスプレイを通じて把握することが可能だ。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアが新開発のマルチリンクとなる。
現代のクルマとあって、最新のスマートテクノロジーを備えていることもニュースだ。メータークラスター内に7インチ(最上級グレードのエリートは10.2インチ)のインフォメーションディスプレイ、ダッシュボード上に9インチ(ベースグレードは7インチ)のタッチ式スクリーンを備え、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しているほか、1列目、2列目、3列目シートにそれぞれ2つのUSBポートを備える。運転支援機能はアップデートされた最新のホンダセンシングを搭載、ドライバーの疲労などを監視して注意を促すドライバー・アテンション・モニター機能も採用している。
いかがだったろうか。さすが20年に渡って支持を集めてきた人気SUVだけあって、4代目のぬかりない進化が見て取れる。なかでも悪路走破性についてはホンダの持てる技術が総動員されており、オフロード4WDなみのレベルの高さを実現している。アメリカでは都市型SUVの人気が一巡したため、本格的なオフロード性能が差別化要素として見直されているのかもしれない。こうした技術や装備が日本のホンダ車にどう活かされるのかが楽しみだ。
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