「自動バレーパーキング」とは?スマホで簡単に駐車!!これは未来きたんじゃない!?

トップの写真は、運転手がハンドルから手を離したまま、クルマが自動的に駐車のフェーズを進めているの図、である。

2018年11月13日、日本自動車研究所(JARI)が、今後の自動運転実現に向けた活用ケースとして開発を進めてきた「自動バレーパーキング機能実証実験」をデックス東京ビーチ(東京都)の駐車場で実施し、報道陣に公開した。

※本稿は2018年11月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2018年12月26日号


■そもそも「バレーパーキング」ってなんだ?

「バレーパーキング」とは、ホテルやレストランなどで、駐車を係員が代わりにやってくれるサービスのこと。日本ではあまりなじみがないサービスだが、欧米ではよく見かける。

今回の実証実験は、このバレーパーキングを、クルマに装備されている「自動駐車機能」を利用して、すべて自動で行わせよう、という試みだ。

試験車両には、前後左右4カ所のカメラ、12個のソナーセンサーが取り付けられている。どちらも特別な物ではなく、現在市販されている物と同じ性能

今回の試験に参加したのはトヨタ自動車、アイシン精機、三菱電機の3社。

実証実験は、「車両」「管制センター」「駐車場インフラ」の3者がお互いに連動し機能分担して実現する形となっており、歩行者や一般車両が立ち入らない限定空間の駐車場という想定で実施された。

今回の試験では専用アプリを使用。実用化した際は、駐車場インフラ側でアプリを作るか、車両に専用データを搭載するかのどちらかになる

自動バレーパーキングの手順だが、まずユーザーが自動バレーパーキング駐車場の降車場でクルマから降りる。そこで、スマホのアプリを使用し管制センターへ指示を送信、すると管制センターからクルマに空いているスペースの情報とそこまでの経路が配信される。

クルマはその指示に従って、無人のまま走行を開始。駐車スペースまで来たら、今度はクルマ側の自動駐車機能を使って指定場所に駐車し完了となる。

車内には、カメラが捉えた画像を確認できる専用モニターを搭載。各試験車両と管制センターは、通信(LTE)で結ばれている

出庫の場合も同様で、ユーザーがスマホから出庫を指示すると、指定時間に合わせて乗車場へ自動運転でクルマが出てくる。

管制センターは出庫の優先順位を決めたり、ほかのエリアから来るクルマの合流などを管制制御するという役割を担う。

駐車場の路面には、クルマが自律的に動くためのマークが敷設されている

■実用化は2021年を想定 思っていたより早い!?

今回の実証実験は、自動バレーパーキングの可能性を広く一般に知ってもらうと同時に、市場ニーズの喚起を図ることを目的としている。JARIによれば、実用化の目標としては2012年頃を想定しているという。

以下、画像で自動出庫や自動駐車の様子をご確認いただきたい。

自動バレーパーキング車両が降車場に到着。スマートフォンで入庫を指示し、車両はその指示に従い自動で駐車を行う流れ。出庫時はこの反対の流れとなる

1.乗降車場をその後方から撮影。今回の試験では、施設の車寄せをイメージして、縦一列にクルマが並んで停車するようになっていた

2.降車後の自動駐車の様子(試験中は安全のためドライバー乗車)。出庫指示をすると、低速自動走行を開始。曲がり角や、他車の合流もスムーズに行われていた

3.降車後の自動駐車の様子・その2。試験車両には特別な機能は搭載されていない。レベル2相当の車両で、自動駐車機能が付いていれば、開発中の自動バレーパーキング用のソフトウェアを導入することでサービスに対応できる

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