新時代の国内最激戦区!! ミニバン各社のエース車どれに乗るのが今の最適解か?

TN戦争勃発! セレナを迎え撃つMクラスミニバン王者のノアを侮るなかれ

ミニバンは絶滅危惧種になったら困る!! 「だったら乗ろうぜ!!」のお薦め5選
シンプルながらも細部まで造り込むことで上質でロングラスティングなスタイルを追求したノア。写真はエアロスタイルらしいアグレッシブさを表現したS-Zグレード

 セレナの最大のライバルといえるのが、2022年1月にフルモデルチェンジしたノア。

 一般財団法人 日本自動車販売協会連合会発表の乗用車ブランド通称名別順位(2022年4月~9月)では強豪ひしめくなか、7位(2万9265台)にランクする健闘を見せている。ヴォクシーとひと括りで語られることが多いノアだが、車両本体価格はヴォクシーの309万円~396万円に対してノアは267万円~389万円。

 その価格差も影響しているのか、ヴォクシーは先の乗用車ブランド通称名別順位で10位(2万6716台)と若干水を開けられている。そんなノアの特長のひとつが、29にのぼるグレード展開。自分の好みに合わせてエンジン・駆動形式・乗車定員などが選べることは購入する側としては嬉しいところ。

 また、1.8リッター直列4気筒DOHCエンジン(2ZR-FXE)を採用した新世代ハイブリッドシステムはすべての電動モジュールを刷新。モーターとバッテリーの高出力化とシステムの高効率化によって心地良い加速と優れた燃費性能を両立している。

 いっぽう、ガソリン車も2.0リッターのダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVTの組み合わせが力強い走りを実現。燃費もガソリン車としてはクラストップレベルの15.1km/L(WLTC走行モード)を達成している。

 より快適に、より便利に、より安心なMクラスミニバンの王者=ノアはまだまだ健在だ。

ホンダらしい“走りの楽しさ”も味わえるミニバン=ステップワゴン

ミニバンは絶滅危惧種になったら困る!! 「だったら乗ろうぜ!!」のお薦め5選
オーナーのライフスタイルや暮らしのイメージによって選択できるよう“AIR(エアー)”“SPADA(スパーダ)”の2つが設定されているステップワゴン。写真はクリーンでシンプルなデザインを採用することで上質感を演出したAIR

 “#素敵な暮らし”をグランドコンセプトに開発されたステップワゴンは、2022年5月にデビュー。

 家族それぞれのライフスタイルを引き立てることも目指した通算6代目となる一台はクルマ全体でカタマリ感のあるボディによって、誰にでも似合うような自由なフォルムと安心感を表現。

 国内のホンダ車では史上最大となる室内空間とどの席でも快適に過ごせるリビングのような居住性、さらには車両感覚がつかみやすい視界と乗り物酔いをしづらくする工夫により搭乗者が安心して過ごせる室内空間も特長となっている。

 パワートレーンはモーター走行を中心にさまざまなドライブモードを使い分ける2モーターハイブリッドシステムのe:HEVを搭載したハイブリッドモデルと、静粛性の向上と高出力化を実現した1.5リッター直噴 VTEC TURBOエンジンを搭載するガソリンモデルの2種類をラインアップ。

 モーターがもたらす力強くて滑らかな加速による走行に加え、クルーズ走行時にエンジン直結技術による効率の良い走りを実現したハイブリッドモデルと、エキゾーストポートやタービンなどの改良によってターボチャージャーの応答性を向上させて爽快な加速を実現したガソリンエンジンモデルは、ともにホンダならではの走りの良さも魅力。

 シートアレンジも多彩で車内テレワーク空間として活用できる利便性の高さもイマドキでグッド!

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