バスの良さをもっと広めよう!
一般論ではバスは鉄道と比較して、遅く定時制で劣る。しかし時間に余裕のある旅行であれば、バスの良さは際立ってくる。都市部の地下鉄とは違いバスは基本的に外を走るので景色が見える。
どこをどう走っているのかはスマホのGPSを活用すれば位置が簡単にわかり、車窓で見えた気になる場所でぶらりと下車して立ち寄るのも容易だ。鉄道ではそうはいかない。
バスは鉄道よりも停車間隔が短いので、目的地至近で乗降可能な場合が多い。大都市のターミナル駅に新幹線や特急列車で到着しても、実際はそこが目的地というケースは少なく、乗り換えて別の場所に移動するのが一般的だ。
中・長距離を走る高速バスでは複数の停留所に停車するように路線が設定されているので、意外にも目的地近くで乗降できることがあるのもメリットだろう。このようなバスの優位性をもっと知ってもらうことは大切だ。
もっとバスを見ていただければ分かることはいっぱいある!!
バスマガジン本誌はバスの魅力を伝えるメディアなので、バスの楽しさやカッコよさ、情報をたっぷりと伝えることが使命なので、今年も楽しいバスの話題や役に立つ情報をお届けしたい。ところでバスマニアは鉄道マニアと同様に多岐にわたる自分だけの「専門分野」があることが多い。
もっぱら路線バスに興味がある人達、高速車等のハイデッカー車専門、特定メーカーに思い入れのある人たち、エンジンやシート、サスペンションなどの部品専門等々さまざまだ。
普段、何気なくバスを利用していて、ちょっといつもとは違うバスが来た時に「なんだろう?」と思われたことはないだろうか。
たとえば東京都内であれば、ほとんど音のしない燃料電池車のトヨタSORA、車両最後部まで通路に段差がないフルフラットバスのボルグレン、はたまた2台つながってやってくる連節車であるいすゞ・エルガデュオやメルセデスベンツ・シターロGが来ることもある。
ちょっと変わった珍しいバスが入り口でも構わないので、興味を持って乗ると何か発見があるかもしれない。マニアにならなくても単調なバス乗車時間が少しは楽しくなるかもしれない。
皆さんがそうなればいいなという願望を年頭に発信して新年のご挨拶としたい。興味を持ってもサッパリわからなければ、最寄りのバスマニアにお声をお掛けいただきたい。
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